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財務会計との出会い

(Twitterはこちら → @yanagi_092)

前回記事のとおり、「営業社員の損害サービス部門への強制異動」が行われたことにより、私自身の会社に対するスタンスが大きく変わりました。

ぼく「このままではマズい。人生を会社に委ねるのは危険すぎる」

noteを書きながら分かったのですが、私って1年目からずっと転職したがっていますね(笑。それだけ「汎用性の無い日本型ゼネラリスト」に対する危機感が強かったのだと思います。そして、自分の気持ちと向き合って、何かしら行動(時に暴走)を起こしていたことも分かりました。

Mr.Childrenの歌詞で以下のようなフレーズがあります。

思い立った瞬間 そこが滑走路 跳べ

今回も跳ぼうとして、見事に失敗する訳ですが・・・

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転職面接@リクルート本社(銀座)

生まれて初めて銀座に来ました。

ぼく「うわ~、ここがザキンかぁ。オシャレな店がいっぱいあるやん、大阪とは格が違うなぁ」

このような調子で、浮かれながらリクルート本社で面接に行きました。


面接官「今回の転職の動機は何ですか?」
ぼく「(やばい、示談屋で人生終わりたくないとか言えない・・・)総合職として汎用的な人材になるのではなく、自分でビジネスを起こせるような人材になりたいと思ったからです!」


・・・ということで落ちました。

上記受け答えがイマイチだったこともあるのですが、短期勝負の新卒採用とは異なり、中途採用は簡単に内定が出るようなものではなく、中長期的に取り組んでいくものであることも知りました。

確かに、新卒一括採用とは異なり、企業も必要に応じて中途採用を行いますので、常に同じポストを募集している訳でもないのですが、こういったことも行動してみないと分からないものだなぁ、と思いました。

とことで、本業の仕事の状況は、「示談で人生を終わらせたくない」という気持ちは強くなる一方だったのですが、示談交渉が苦手ではなかったこと、ガチで業務知識を勉強していたこともあって、順調ではありました。

しかし、損害サービス関連の業務知識で、1つだけ苦手分野がありました。

財務会計です。

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損害サービス部門の人は財務会計を知らない

損害サービス部門においては、特に不法行為関連の知識が必須となりますので、真面目に仕事をしていれば、そこそこ法律に詳しくなります。

一方で、財務会計については、ほとんどの人は正確な知識がありません。何となく簿記2級を取っている人はいますが、結局のところ「よく分かっていない(分かったふり)」をしている人ばかりで、私もそのうちの一人でした。

例えば、お客様の車が店舗に突っ込んだ場合は、その店舗の休業損失を自動車保険で賠償をする必要があります。賠償金額を算出するために、当該店舗の財務諸表を確認するのですが、何を書いてあるのかサッパリ分かりません。とりあえず税理士に依頼をして、その報告書を読んで「何となく分かったフリ」をしているだけでした。

ぼく「保険会社の従業員って、自らを金融機関と名乗りたがるくせに、金融リテラシーの低い人が多いよな(ぼくを含め)」

このように、「みんなが苦手なのであれば、その部分を伸ばせば重宝されるのではないか」とも思ったのですが、「とりあえず簿記2級」では身にならないことも分かっており、どうしたものかなぁと思っていました。

以前、以下記事の最後の方で「事案放置で上司に怒られる」というイベントがありました。この事案は「財務諸表を読み解いて、休業補償を算出する」というものだったのですが、さっぱり分からず放置していたのです。


このような悩みを抱きながら、将来のキャリアに繋がる重要な出会いがありました。資格の学校TAC三宮校の前を通り過ぎたときに、以下の広告を目にしたのです。

「公認会計士の需要拡大に伴い、合格率急増中。社会人でも今がチャンス!」
ぼく「これや!」

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運命的な出会いを経て、財務会計のプロを目指す

ここには2つの意味がありました。1つ目は、公認会計士になって転職を狙うこと。2つ目は、損害サービス部門のウィークポイントである財務会計を徹底的に鍛えることで、仕事にも活用できるという点です。

そもそも、自動車保険はガチのマジで濃厚に勉強していたので、これ以上勉強することが少なくなってきた背景もありました。

ぼく「やったる、やったるで。わいは公認会計士になるんや。財務会計に詳しくなれば、今の仕事にも役立つやん!」

ということで、授業料70万円を支払って「総合本科生(DVD通信)」に入学したのでした。

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(続く)


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