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おすすめ2022年7~8月リリース+αアルバム

 夏真っ盛りの季節にリリースされたアルバムの中で、自分が特に好きだと思ったものをご紹介します。(上の画像では聴いたアルバムの全てを載せきれませんでした……。この夏もいっぱい聴いたなあ!)


Launder / Happening

 LA拠点のアーティスト、John Cudlipによるプロジェクト名義Launderによる1stアルバム。信頼と実績のレーベル、Ghostly Internationalからリリース。
 ほんと、どうしてこんないい音楽作るの? やめて、エモで心を満たさないで……。ローファイ × シューゲイザーの幸せな結末。新しくも懐かしい、心の一番柔らかな部分にスッと入って来る、光のようで闇のようでもある一枚。心を全部持って行かれてしまうし、それでもいいやと思えてしまう。

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JayWood / Slingshot

 カナダのSSW、Jeremy Haywood-Smithによる本名義のアルバムはこちらで2枚目。
 オルタナティブ、ファンク、ポップスなど、親しみやすい雰囲気がある一方、どこか心に引っかかるものがあり一筋縄ではいかぬアルバム。実際、楽曲には社会的な意図を汲んだものも含まれていて、「心地いい音楽」だけに留まらないところが彼の才能の現れだなあと。

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LIL SILVA / YESTERDAY IS HEAVY

 イギリスのプロデューサー、DJのデビューアルバム。収録曲”To The Floor”にはBADBADNOTGOODも参加している。
 LissomやSufjan Stevensが好きな人にも、シュッとしたR&B系が好きな人にもおすすめしたい聴き心地! 暑い夏に効く除湿系。

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DOMi & JD BECK / NOT TiGHT

 Apeshit(Anderson .Paakの新しいレーベル)とBlue Noteからリリースされたアルバム。キーボードとドラムの若き2人組のアルバムには、ThundercatやSnoop Dogg、もちろんAnderson .Paakも参加。そんなとんでもない布陣の中でも堂々と響くとんでもない超絶技巧に魅了された。音源だけで聴くのもいいけれど、ライブが観てみたいアーティスト。

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Florist / Florist

 NY拠点の3人組、キャリア10年にして初のセルフタイトルアルバム。アルバム自体はこれで4th。
 聴くまでは、「アンビエント・フォークってどういう感じだろう?」と思っていたけれど、いざ聴いたらもう大好きになってしまった(これを機に既リリースのアルバムも聴いた)。普段私はあまり意見が合わないPitchforkでもハイスコアを叩き出していたので、これは皆好きなんじゃなかろうか……?

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Beyoncé / RENAISSANCE

 まさに暗闇の先にある再生・復興。今までの彼女の音楽のイメージ、"エンパワーメント系の女神"というところに、低音ガンガン尖った音が響いてめちゃめちゃ格好良くて好き。聴いた人をビヨンセ夢女子/夢男子にしてしまうのでは……(私はなった)。

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Danger Mouse & Black Thought / Cheat Codes

 Danger Mouse(Gorillaz/Adele/Michael Kiwanuka等のプロデューサー)とBlack Thought(The Rootsのラッパー)のコラボアルバム。
 なにこれ……べらぼうに格好いいな……。初めて聴いた時から、何度聴いてもその印象が変わらない。噛めば噛むほどいいヒップホップ・アルバム。

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Röyksopp / PROFOUND MYSTERIES II

 ノルウェーのエレクトロニカ・ユニットによる、コンセプチュアル・プロジェクトROFOUND MYSTERIESの第2弾(第1弾は2022年4月にリリース)。
 ボーカル曲が多いからか、シリアス目な音が多めのひんやりエレクトロニカでありつつも人間らしさを感じる。大好きですね……。

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Au Suisse / Au Suisse

 Morgan GeistとKelley Polarによるコラボユニット、1stアルバム。
 全体的にかすみがかったアンビエント・エレクトロニカで、夏の暑さをそっと忘れさせてくれる除湿系。シンセサイザーの音が印象的だけど、ほんのり霧がかかっててしっとりしてる。暑苦しい空気をふと軽くしてくれる、美しい一枚。

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Hot Chip / Freakout/Release

 8枚目のリリースとなるアルバム。大御所過ぎてあまりちゃんと聴いて来なかったアーティストだけど、今の自分には極刺さりした。聴けるようになってよかった!
 ダンスとポップスが上手いこと混ざり合って、少しダークさもありつつ乗れる一枚。今時の80's~90's感もある。

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PANIC! AT THE DISCO / Viva Las Vengeance

 気付いたら一人になってたことでお馴染みPANIC! AT THE DISCO……。
 表題曲の”Viva Las Vengeance”が、めっちゃめちゃポップな楽曲のクセにまったくもってそうでもないことを歌っているのがグッと来た。

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MUSE / Will Of The People

 生きてるとMUSEの音楽が必要だな……っていう時があるけど、まさに今聴きたいMUSEが聴けて本当によかった。“Kill Or Be Killed”が特に好き。本当に、このバンドこんな広大な世界観なのにスリーピースなのすごいよなあ。

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2022年7月以前リリースでどうしてもおすすめしたいアルバム

Stereofox Records / Bulgarian Beat Wave vol. 1

 ちょっと変わり種。ブルガリア初のビートウェーブコンピレーションアルバムで、Apriltsiという村で収録された一枚。村の牧歌的な雰囲気とは違って、楽曲はDJプレイが冴えるアーバン系がぎっしり詰まっていてかっこいい。
 ブルガリアって人口が700万人しかいないらしい。その中に、こんなにいいアーティストがたくさんいるなんて……!もっと聴きたくなる。

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 いい音楽たくさんの夏でした、まだまだ暑いでしょうので、これからも格好いい音楽と一緒に生き延びたいものですね。



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© 2022 Aki Yamukai

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