シャンメリーと赤玉
子供の頃１回飲んだ気もするけれど、どんな味だったか忘れた。
でも名前の響きと、パーティーのイメージで無性に飲んでみたくなった。
シャンメリー！
仕事が終わって家に帰ったあと、夫と食べ物の買い出しに行った。
「シャンメリー買ってみたい」
「シャンメリー？なんそれ」
夫はシャンメリーを知らなかった。
甘くて炭酸で、子供が飲むシャンパンみたいな···と説明していくうちに、夫は「クリスマスに赤玉なら飲んだことある」と言った。
私は赤玉を知らない。
スーパーまでの道のり、夫の赤玉の思い出を聞いた。
子供の頃、親に勧められて飲んで、甘くて、うぇーってなっていたらしい。
どんなものだろう。
スーパーで赤玉のビンを夫が見つけてくれた。
茶色の瓶に、黄色の日の丸のようなラベルが貼り付けられていて、「akadama」とだけ書かれたシンプルなデザイン。
これが、これが赤玉！！
シャンメリーを買いました。笑
(夫もあんまり好きじゃないらしいし)
家に帰って、夫はステーキを焼いて、私はスーパーで買ったパエリアやサラダのオードブルを並べて食卓の準備。
ステーキを焼き終えて、お義姉さんから頂いたクリスマスチキンも並べて、2人で食卓についた。
いざシャンメリーを開けてみた。
ポンっと鳴る音に驚く2人。
あー、こういう飲み物なんだね！
コップに注ぐとビールのように泡立つ。
パッケージに乾杯飲料って書いてたものね。
「メリークリスマス」
と照れながらもそもそと言って、クリスマスイブの夕飯を食べました。
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