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#映画感想文「パワーゲーム」(2013年)

リアム・ヘムズワース、ハリソン・フォード、ゲイリー・オールドマン、他

産業スパイにさせられた青年のスリルサスペンスもの。

ハラハラさせられる面白さと、コンピュータビジネスへの皮肉が込められた作品だと思った。
ハラハラするストーリーは、その瞬間は夢中になるので面白いと勘違いするけれど、終わってみると、ストーリーの分子が少ない印象だった。
ドラマをたくさん見ているせいかもしれないが、物足りなさを感じてしまう。

ハリソンフォードもゲイリーオールドマンも、言われてみれば、というルックスになっていた事に、時の流れを感じた。
アンバー・ハートとテロップが出てきた時は、「あっ!ドロ沼離婚の人だ!」と最初に思い浮かべてしまった。(テレビ東京の「午後のロードショー」にて視聴したため、登場シーンに役名と役者名のテロップが出た)
芸能スキャンダルは、やっぱり作品を観る側に少なからず影響する。

主人公は結局助かったけれど、犠牲になった人たち(モブキャラ)が可哀想すぎる。と、『物語の主流だけが良ければハッピーエンディング』的な空気に、納得がいかない気持ちになった。

個人的に、この手のパターンのストーリーの作り方が、もう合わない体質になってしまったのかもしれない。

<文・見出しイラスト/犬のしっぽヤモリの手>

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<© 2023 犬のしっぽヤモリの手 この記事は著作権によって守られています>

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