見出し画像

政治家は覚悟ができているのか_始まったカルトと政界の本格戦争

政治家はカルトを甘く見ている

 政治家達を見ていて思う事がある。
 カルトを甘く見ていないか?
 カルトは平気で人を殺す。
 罠に嵌めて潰す。
 それでいて罪悪感を微塵も覚えない。
 マインドコントロールされて正気を失った狂人の群れ。
 そしてそんな狂人を駆使して目的を果たすサイコパスが指導者。
 これがカルトの実態であり、放置すれば犠牲者と被害が出続ける。
 政治家達は自己保身からカルトの問題を追及する声が過ぎ去ってくれればよいと考えているのかも知れないが、その考え自体が危険だ。
 カルトの起こした問題は大部分が隠蔽され表沙汰にならない。
 政治家達がカルトの犯罪隠蔽に加担しているとは思わないが、政治家達の知らないとんでもない大問題を多数起こしている可能性が高い。
 放置するという事は、そんな大問題を今後も起こし続け、隠蔽し続けるという事だ。
 そのリスクを考えたら、カルトの問題を今表面化させず、自己保身や政治権力の維持の為に、誤魔化して隠そうなどとは考えないはずだ。

カルトは平気で人を殺す

 統一教会は副島事件と呼ばれるものを起こしている。

副島襲撃事件
 上述の告発手記を載せた『文藝春秋』は6月10日頃には全国の店舗に並んだが、その直前の1984年 (昭和59年) 6月2日夜、副島は帰宅途中、 東京都世田谷区にあった自宅マンション近くの路上で何者かに襲撃され、全身をメッタ刺しにされ瀕死の重傷を負った[2][3]。マンションの入り口付近で待ち伏せしていた男がいきなり「この野郎」と叫んで刃物のようなもので切りつけ、数回副島を殴ったあと走って逃走した[14]。当時の新聞では、犯人は、30歳くらいで坊主頭、カーキ色のヤッケを着て白っぽいズボンをはいていたと報道されている[14]。
 副島は背中、左側頭部、左腕に切り傷を受け、背中から左胸部に達した傷は深さ15センチメートルに達し、心臓からわずかに2センチメートルしか外れていなかった[15]。この襲撃事件時、世界日報の元社会部記者が副島の自宅に偶然おり、副島が瀕死の状態で自宅にたどりついた時の様子を証言している[14]。また、世界日報の別の記者が事件直後にたまたま副島の自宅を訪ねており、救急車に担ぎ込まれる副島と会話している[14]。それによると、副島のこめかみからは「ホースから水が噴き出すように真っ赤な血が噴き出して」おり、止血のために押さえた指が「肉の間にめり込」むほど深い刺し傷だったという[14]。また、自宅玄関付近は文字通り血の海だったという[14]。
 副島は、病院に担ぎ込まれた後で意識を失い一時は重態に陥ったが、三度の緊急手術が成功し、二日後に意識が戻った[15]。この事件の後、統一教会は「副島は闇の世界と深い付き合いがあった。闇の世界のプロの刺客に襲われたようだ」との風説を盛んに流している[16]。
 この事件を読売新聞、朝日新聞、毎日新聞の各紙が報じたが、世界日報は記者が病院に駆けつけたもののこの事件について一切報道しなかった。 副島は『文藝春秋』の記事に関して身の危険を感じていたらしく、当時副島の助言者だった吉田忠雄(明治大学教授・当時)[注 4]の元を訪れ、襲撃事件前に記事の原稿を託している[16]。吉田は、朝日新聞の取材を受けた際に、副島は自分を襲った犯人を知っている可能性が高い、と述べている[16]。また、原稿とほぼ同じ内容のものを公安調査庁にも提出している[16]。
 その後、体力が回復した副島はかつての同僚・部下たちと共に『インフォメーション』という情報誌を立ち上げ、統一教会、勝共連合を糾弾する論陣を張り続けた[16]。一方、大手マスコミは事件の続報をほとんど書かなかった[16]。副島はマスコミのこの態度に失望したという[16]。
 1984年 (昭和59年) 副島は自ら発行する8月1日付けの「インフォメーション」で、犯人は「勝共連合の空手使い」だと思うと書いた。副島らは、この襲撃事件前後の統一教会との確執に関して原稿を書き『週刊文春』に持ち込んだが採用されなかった[17]。また、マスコミも襲撃事件を言論事件として取り上げようとするところはなかった[17]。副島らは孤立無援の状態で統一教会の告発を続けたが、さまざまな事情によりグループから脱落者が出て、それを続けることは難しくなっていた[18]。偶然ではあるが、1984年秋から『朝日ジャーナル』が統一教会、霊感商法の批判キャンペーン記事を掲載しはじめたため、副島らが始めた統一教会批判は実質的には『朝日ジャーナル』へ引き継がれることになった[18]。この襲撃事件は殺人未遂事件としてではなく、傷害事件として捜査された[16]。しかし、犯人を特定できないまま、1991年6月2日にこの傷害事件は公訴時効を迎えた[16]。

副島嘉和  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 副島氏が一命をとりとめたのはただの幸運であり、殺人事件となっていてもおかしくないものである。その他、朝日新聞記者が襲撃され殺害された赤報隊事件では、「とういつきょうかいのわるくちをいうやつはみなころしだ」という犯行声明文がからの薬きょうと共に朝日新聞に送り付けられており、この殺人事件も統一教会の仕業だと言われている。無論、言うまでもなくこれは言論に対するテロリズムである。

「赤報隊」の正体―朝日新聞阪神支局襲撃事件 (新潮文庫) より

 創価学会に関しては、朝木市議転落死事件は他殺であり、創価学会の仕業であるとされており、その他、日蓮正宗の僧侶らの不審死に関しても、創価学会の関与を疑う声がある。
 ひとつは、室蘭市の深妙寺住職・大橋信明氏。国道を車で走行中に2トントラックと激突して死亡。警察は大橋氏がセンターラインを超えて対向車線にはみ出したことが事故原因とした。しかし、この相手の運転者が熱心な学会員だった上、事故直後、「号外 遂に日蓮正宗天罰下る! 室蘭 大橋住職交通事故死!」などと書かれたビラが撒かれたという。また大橋氏は創価学会から監視や嫌がらせの被害に遭っていた。
 大橋氏の知人は次のように語っている。

「当時、学会員の攻撃がものすごく、日本全国で、私たち日蓮正宗の信徒や末寺の住職に対する監視、尾行、盗聴、執拗な訪問、ののしり、脅迫、ビラによる誹謗中傷、車による追跡と追突、暴行、放火などが頻発していました・・・・・・。私はあのとき大橋住職が何者かに激しく追われ、必死で逃げ、〝問題のポイント〟にさしかかったのだと確信しています」
 しかし、警察は大橋住職の非による交通事故として処理してしまったようなのだ。

池田大作・金脈の研究 野田 峯雄著

 もうひとつは、札幌市の日蓮正宗聞仏寺所属の法華講幹部・富岡孝一氏と對島妙子氏(法華講というのは日蓮正宗の信徒団体の事)。二人は法華講の会議の帰りに車で走行中、トレーラーに突っ込まれて死亡。助手席には富岡氏の妻が乗っていたが、一命はとりとめた。この事故に関しても上述の書籍な記述がある。

 富岡さんの家の者は学会員にしょっちゅう尾行されたり、いたずら電話をかけられたりしていて、事故の前日と当日も黒っぽいセダンに監視されていたという。「現場に立てばすぐわかりますよ、見通しはいいし……トレーラー車の激突のしかたがあまりにも不自然だと」 札幌市内の日蓮正宗の寺の住職はそう話す。 富岡さんの仲間がトレーラー車の運転手周辺を調べたところ――本人は学会員であることを否定。学会員であることを示す客観的な証拠もなかった。 しかし、彼の勤務先(運送会社)の社長がここ札幌ではかなり有力な学会員だと判明した。同社長は学会員運送業者のつくっているグループの中心メンバーで、そのグループの名簿にちゃんと名前を載せている。 「しかも、こんなことになっていたんです――運転手の住んでいるアパートの真下の部屋には、洗脳(マインド・コントロール)上手として知られている学会青年部の活動家がいました。この男は尾行や嫌がらせなどを行なうビクトリーグループと名付けた組織のリーダー格です。彼の部屋ではしょっちゅう会合が開かれていた・・・・・・そういえば、オウムにもビクトリーという名の裏工作部隊がありましたねぇ」 と、日蓮正宗の寺の住職(前出)はいって溜息をついた。 室蘭の事故といい札幌の事故といい、なぜ、こんなに創価学会員がからんでいるのだろうか? 偶然にしては重なり過ぎている。

上記同

 創価学会の大幹部である藤井富雄氏が、池田大作の名の下、亀井静香氏、五井野正画伯ら反創価学会の活動をしている四名の暗殺を山口組系後藤組組長の後藤忠政氏に依頼した話は非常に有名です。公明党の福井県議会議員だった田賀一成氏に対して、森岡副会長ら県大幹部が脱会した娘を自殺に追い込めと恫喝した話、元創価学会文化本部副書記長・小多仁伯氏かせ車のタイヤに細工され、その方法から、交通死亡事故を起こさせようとしたのではないかとの疑惑を持たれた件、自殺した女優の故・清水由貴子さんが生前、創価学会からの嫌がらせ被害を訴えていて、その事が自殺の原因の一つなった可能性が高い事など、挙げだしたらきりがありません。
 オウム真理教による坂本弁護士一家殺害事件も、坂本弁護士が教団にとっての敵対者だったという理由で発生しています。
 カルトは簡単に人を殺すのです。

日刊サイゾーの記事が持つ意味

 有名になったこの記事ですが、裏を考えた事はありますか?
 用語を適切なものに置き換えたものを貼ります。

 不都合な人間や破滅させたい人間がいる際には、まずガスライティングと呼ばれる手口で、その人物の周辺に複数の人間を常につきまとわせ、その人物に精神的苦痛を与え続け、その人物がたまらなくなって、怒鳴ったり暴力を振るったりしやすいようにする(=傷害事件、傷害致死事件、殺人未遂事件、殺人事件が起きるように誘導する)、もしくは精神的苦痛で自殺しやすい状況にする行為を続ける。
 このようなガスライティング行為を使って、医師を欺き、誤診させる形で、被害を訴える個人に対し、統合失調症等の精神病として診断書を作成して被害者の発言の信憑性を低下させ、その上で医師が治療と称し措置入院等を行う事で、報道、捜査機関、裁判所等を欺いて対応が出来ないようにし、
さらに一般市民を自殺や泣き寝入りに追い込む。

オリンパス敗訴で明らかになった女弁護士のブラック過ぎる手口
日刊サイゾー 2011年9月11日 19時11分

「私が相談を受けたガスライティングは、かなり大手の外資系会計事務所の法務部が、ある宗教団体の行動部隊へ委託して行われたという、かなり悪質な一件でした。
 信じ難いことですが、一部の教団にはそういう"業務"を請け負う部隊があり、各企業の法務部とパイプを構築しているのです。裏仕事を暴力団に頼むのと構図は同じです。しかもそのときは、顧問弁護を務めていた女性弁護士も承知していたというのだからひどい話です。
 道ですれ違いざまに『山田一郎(仮名)、死ね』とささやいたり、ホームの対面からじっと視線を合わせたりするわけです。
 ノイローゼになって産業医に相談に行くと、『最近、人の視線が気になりませんか』とか、『幻聴は聞こえますか』と誘導する。
 で、私に相談してきたのは、そのガスライティングをしたひとり。
『上からの指示でこんなことをしたが、もうやりたくない、死にたい』とメールで泣きついてきました。やる方もこたえる。負の連鎖ですよ」

 また、別の産業医(40代開業医)もガスライティングについて次のように言う。
企業の法務部と教団ラインのガスライティングは、最近はあまり行われなくなったとも聞いています。人を多く使うので、どうしても情報が漏れやすいですからね。やる側も罪悪感から精神を病む人もいますし」

オリンパス事件は氷山の一角 現役産業医が語る「リアルでブラックなクビ切り術」
日刊サイゾー 2011/10/26 21:00

※この二枚の記事と同じ内容について報道した参考記事
「ガスライティング」――ブラック企業が社員を辞めさせる手口
J-CASTニュース 2012年01月20日16時00分

 何故、宗教団体が、組織的にガスライティングを働き、特定個人を統合失調症にでっち上げて社会的に抹殺したり、執拗に付き纏う事で精神的苦痛を与え続けて、自殺に追い込んだり、イラつかせて人を殴ったり、蹴ったりして、傷害事件を起こさせて、犯罪者にする事で破滅させるような事をしなければいけないのでしょうか。
 この記事、少し補足が必要で、恐らく創価学会の広宣部を念頭において書かれた記事なのだと思いますが、創価学会が組織的にガスライティングを働く場合、実際に、嫌がらせとストーカー、ガスライティングに動員されるのは、被害者であるターゲットと同じ地域で暮らしている学会員達であり、未来部、男子部、女子部、婦人部、壮年部、多宝会、更には学会から声を掛けられて協力している地域住民など、地域ぐるみの悪辣な嫌がらせとして実行されている事が多いようで、実際には、「ある宗教団体の行動部隊へ委託して行われた」という形態は、余り取られません。
 もっとも、ターゲットが特殊な相手で、教団が外部に漏れる事を恐れた場合はその限りではありません。その場合には、マインドコントロールの掛かり具合の極めて強い、狂信者の男女からなるチームを編成し、実行に映ると考えてよいでしょう。
 その事も付記しておきます。
 当たり前ですが、この異常行動、政治家の方も被害に遭います。
 その被害に遭われたとの噂が立ったのが、元民主党衆院議員の故永田寿康(ながたひさやす)氏です。実は永田氏のウィキペディアですが、以前まで、悪意と敵意に満ちた、酷い記述が行われていました。

議員辞職後
議員辞職後、次期総選挙で同じく千葉2区からの出馬を模索するが民主党に相手にされず、独自に実父の地元である九州からの出馬を模索するも難航。かつての選出選挙区であった千葉県内では、収賄罪で実刑を受けた元八千代市長の大沢一治にまで後援会を譲ってもらうために頭を下げていたという。またこの間、民主党の党籍の解除[5]、親族の経営する会社に入社するも一年足らずでの退社[6]、その後親族の経営する公認会計士事務所に入るも同じくまもなく退社、さらに親族の傷害致死事件[7]や創価学会をめぐる自身の書類送検と略式起訴および罰金刑、夫人からの離婚調停などトラブルが頻発し、次第に精神に支障をきたすようになる
晩年
2008年11月12日、実父が関係する福岡県宗像市の医療法人所有の精神病患者のためのサナトリウムで手首を切って抜け出し、徘徊しているところを警察に保護された。また、夫人との離婚が成立していたことも併せて報道された。同月に自殺を図るが未遂。
2009年1月3日、北九州市八幡西区里中3丁目のマンション駐輪場で死亡しているのが発見された。警察はマンションから飛び降りたとして自殺と断定した。当時永田はマンション近辺にある精神科病院の八幡厚生病院に入院していた。他の患者の見舞客たちも、院内ロビーをよだれを垂らしながら呆然と歩く永田の姿を時々見かけていたという。現場からは遺書とみられるノートが発見され、また空になった焼酎の紙パック(1.8リットル)も残されていた。

永田寿康 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2021年1月24日 (日) 10:49 (個人設定で未設定ならUTC)時点の版

 ウィキペディアはソースを明示して記述するのが決まりです。ソースも明示もなく執拗に精神障害であるかのように強調した記述は、ルール違反であるだけでなく、故人の名誉と尊厳を冒す許されざる蛮行ですが、学会員であれば「創価学会を批判する者は精神障害者である」と刷り込まれている上、永田氏は生前、公明党と創価学会を激しく追及していた事実があるので、強烈な敵意と悪意から、このような記述をしたとしても、不思議はないでしょう。また学会員からすれば、永田氏の死は謗法者(学会批判者)は地獄に落ちる事の現証であり、仏敵に仏罰が下った事になるのでしょう。
 不快な話はここで切り上げて話を元に戻しますが、永田氏には、創価学会から組織的な嫌がらせを受けていたとする情報があります。それは噂の域を出ませんが、事実であれば、内容的には、嫌がらせとストーカー、そしてガスライティングであったと考えられます。
 ところが、永田氏の死は、2009年1月3日です。この頃はまだ、ガスライティングという言葉は一般的ではありませんし、心理学や精神医学に詳しいごく一部の人と、一部の電波系陰謀論者の人達が使用していたくらいの頃です。仮に、精神障害者にでっち上げる目的で、創価学会が組織力を動員して、永田氏周辺で、面識のない学会員らによる睨みつけ、すれ違い様に罵る言葉を囁く、咳やクシャミを使用した悪質なアンカリング行為、尾行と監視、付き纏いを働けば、被害について話を聞いた医師が、統合失調症と誤診しても何らおかしくない状況だった事になります。
 私は実際に精神障害にでっち上げる為のガスライティングを働いている学会員達を知っていますが、彼らは平気で、健常者であるターゲットに対して「精神病院に行け」「薬を服用すればよくなる」「病識を持って欲しいから言っているだけ」等と言い放つます。私が知っている理由は、地域社会を巻き込む形で行われたもので、非学会員の一般人も知っているケースだからですが、そういった異常な言動を取る学会員達に対して、地域住民は、「キチガイだから相手にするな」と言っているような始末です。
 カルトは、マインドコントロールが原因ではあるわけですが、平気で人を殺す人間達の集まりですので、仏敵(敵対者)を精神障害者にでっち上げて、健常者の脳に投薬治療して、健康を破壊し、不可逆な変化を与える事に対して、まるで罪悪感がありません。それどころか、仏敵(敵対者)に仏罰(罰)が当たったと大喜びし、ざまあみろと言い放つような人達です。
 精神異常者の集まりだと思って頂いて結構です。
 話が逸れましたが、永田氏が本当に被害に遭っていた可能性は、現実に考えられるという事です。無論、最悪の場合、何者かの手によって、自殺に見せかけて転落死させられた可能性も、ないとは言えないのかも知れません。
 この話が恐ろしいのは、日刊サイゾーの記事が出て、カスライティングの手口でターゲットを精神障害者にでっち上げる事が可能だという報道が行われるよりも前に、永田氏に対して創価学会が組織的に嫌がらせを働いて、精神障害者にでっち上げたとする噂が流れていたという事です。
 私の記憶違いでなければ、日刊サイゾーの記事が出るより先です。
 そのような手口で社会的に抹殺できる事が知られる以前の時代に、そのような噂が広まった理由は、一体、何だったのでしょうか。

命を捨てる覚悟がないなら政治家を辞めるべき

 統一教会と創価学会を政治家の人達が恐れるのは、本当に、何をされるかわからないからです。執拗な嫌がらせを死ぬまで受け続ける。精神障害者にでっち上げるガスライティングの被害だったり、罠に嵌められて社会的に潰されるかも知れない。あるいは自殺に追い込まれるかも知れない。
 そして警察は守ってくれません。
 統一教会は別として、創価学会の場合、警察は創価学会の言いなり、本当に創価警察状態になっていますから、全く役に立たないのです(参考記事『陰謀論?創価警察は実在するのか?』)。そして選挙の事や政権を握る事しか考えない人は、公明党や創価学会の票は便利だというので、喉から手が出るほど欲しいと考えている。だから、自民党だろうが、立憲民主党だろうが、国民民主党だろうが、維新の会だろうが、そのような思想や行動原理を持つ人は、絶対に公明党と創価学会とは敵対しないようにしようとする(戦術的に一過性で敵対するケースは別です)。
 一例を挙げると、小泉改革や安倍政権のタカ派路線を続けても、公明党の得票が大して減らなかった事にあります。本来、政治の得票は、政権や政党に対する通信簿で、評判が良ければ増え、悪ければ下がるのですが、宗教票は、政治の内容が良かろうが悪かろうが、一定で増えも減りもしないのです。失策が続いたり、ミスで支持率が下がろうが、得票が一定で減らない宗教票は、それ故、政治家と政党にとっては非常にありがたい存在で、皆欲しがるのですが、反面、失敗しようが、民意がうねろうが、票が変わらない事から、政治の調節機能が失われ、政治が駄目になった原因とも評されます。
 評価は別として、宗教票はそんな感じで有り難いので、多くの政治家達は、公明党と創価学会の問題を追及しない。ところが創価学会はカルトなので、どんどんどんどん悪い事ばかりやっていきます、権力への侵食、利益誘導、敵対者に対する徹底した弾圧と、警察の抑え込みによる敵対者に対する弾圧の事実上の隠蔽など、やりたい放題をやっているわけです。
 みんなが怖がって創価学会と公明党を追及しない、あるいは、上記のような理由から、意図的に追及しないでいる内に、創価学会の利権はどんどんデカくなり、権力への侵食度も悪化の一途を辿り、今では、事実上、日本国政府を、自民党経由で間接支配していると形容しても過言でないような、絶大で安定的な権力を、掌中に収める事に成功したわけです。
 これではまるで映画『20世紀少年 第二章 最後の希望』の血の大晦日事件がなかっただけのバージョンです。同作の中ではともだちランドの秘密を掴んで逃走した人物を警察官が殺害して口封じをし、警視総監がともだちの先兵として、警察機構をともだちの謀略の為に動かすというシーンが出てきますが、現在の『創価警察』と呼ばれるところまで変質してしまった日本の警察も、あの作品に出てくる警察と既に五十歩百歩です。
 現在、統一教会の問題が連日報道され、カルト問題がクローズアップされているわけですが、何が起きているのか、理解していない人が多いと思います。
 一言で言えば   です。
 何を大袈裟な、と思った人もいるかも知れませんが、事実です。
 日本は   をしているのです。
 相手は統一教会というカルト教団です。創価学会も同時に相手にしています。
 統一教会と創価学会は、権力への侵食度が高すぎて、最早、政権党や国家と完全に一体化してしまっているわけです。そんなものを倒そうとすれば、彼らは持てるチャンネル全てを行使して反撃してきますから、文字通り、戦っている側は、国会議員の身分があり、仮に、現職の与党政治家の立場だったとしても、国家と戦っているかのような、異様な状況になるのです。
 実際、お役所が統一教会の肩を持つような動きをしているとして、非難されていた事もありましたよね。お役所にそんな動きを取らせる事が、現実的に可能な、国家機関と一体化している相手が敵なのです。
 権力を握っている相手との戦争なんですから、戦っている政治家には暗殺のリスクが常にあるわけで、実際、麻薬カルテルに汚染されているメキシコなどでは、政治家が公然と暗殺されまくっているわけです。
 警察が頼りにならない。国家機関がカルトの肩を持つ。
 こんな状態になれば、本当に、暗殺されたり、罠に嵌められて社会的に抹殺されたり、命懸けで戦うしかない局面を迎える事になります。
 しかし、一部の政治家の人はそれが怖いから、全面対決しないわけです。
 そんな一部の政治家の人に言いたい。
 政治家でそれなら、一般市民はどうしたらいいんですか。
 警察は動かない。興信所を使った証拠収集も難しい。だから裁判も無理。
 一方的にやられてサンドバック状態で、殆どの人は被害に遭っても泣き寝入りです。
 やり返し、追及できる政治家が黙ってしまったら、終わりなんですよ。
 あなた方が追及しないと終わりなんです。
 追及し戦うのは政治家の義務であり責任です。
 戦わないのは無責任であり義務の放棄です。
 今は国家機関と一体化したカルトとの戦争状態なのだから、前面に立って戦う政治家には生命のリスクがある事は事実ですが、だからと言って、逃げる事も、追及しない事も、政治家の人達には許されないのです。
 一般市民には戦う為の術がないからです。
 もしも追及する気がないというなら、政治家をお辞めになって下さい。

オウム真理教問題の教訓がまるで活かせていない_カルトは潰れた時に悪事が噴出する

 ここまでカルトによる殺人やその疑惑について記してきたわけですが、これらは全て、実際に起きた問題の、ほんの氷山の一角です。彼らがしでかしてきた問題の大部分は、未だ隠蔽され、その多くは、世間からは微塵も知られていないと考えられています。
 オウム真理教がまさにそうだったからです。
 地下鉄サリン事件が起きて、オウム真理教の異常性が続々と判明して、警察の捜査が始まった事で、次から次へと、オウム真理教によ異常行動が事実として浮かび上がって行ったのです。
 統一教会にしても、創価学会にしても、宗教法人法に基づく宗教法人の解散命令が出て、また、警察の捜査の手が伸びて、信者達、幹部達のマインドコントロールが解けて行くと、警察の捜査によって得られた証拠、供述、マインドコントロールの解けた幹部や信者達の証言によって、次から次へと、これまで世間が一切知らなかった問題が判明する事になり、かなりの混乱が起きるのではないかと考えられます。
 現在はまだ、完全に飛び火しているわけではない創価学会は当然として、統一教会ですら、依然として、多くの幹部、信者らは強いマインドコントロール下に置かれている為、正常な判断がつかない状態ですし、悪事に手を染めていたとしても、それを正しい行いだと考えているわけですから、彼らがそれらについて証言する事はありません。
 本番はこれからなんです。
 統一教会と繋がりのあった政治家の人達が、統一教会による犯罪の隠蔽に加担したとか、そのような事は流石に思いません。ですが、現在で揃っている情報を見て、これ以上、何かで出来たら困る、とか、この程度の悪事であれば問題ないから統一教会との関係は今後も継続しても大丈夫だとお考えなのであれば、考えを改めるべきです。
 先程も言いましたように、統一教会にせよ、創価学会にせよ、表面化して表沙汰になっている情報は、彼らが犯した問題や犯罪のごくごく一部です。隠されているものの中に、とんでもない爆弾が一個、あるいは、幾つもある可能性だって考えられるわけで、仮にそんなものがあと何年か経ってから出てきたとしたら、その時には「知ってて隠していたのだろう。教団との蜜月関係にあったのに知らない筈がない」と逆に勘繰られて、ダメージが大きくなるだけのことです。

脱会者の苦悩

 私が見てきたのは創価学会ですが、マインドコントロールが解けて脱会された方達は、大抵、苦しんでいます。
 親しい間柄の人を折伏して入信させてしまった為、不幸にさせてしまったと、後悔してもしきれないという人が大勢いるわけです。
 これもよく言われる事で、カルトの信者は、その多くが、被害者であると同時に、加害者でもあるのです。勧誘してカルトに巻き込んでしまったり、統一教会であれば、虚偽の目的を告げて募金を募り、教団の金にする活動をしていたとか、そういった問題もあるわけです。
 その他、手当たり次第に折伏や新聞啓蒙をしたから知り合いや友達が全くいなくなったとか、学会員として活動していた時期の事を思い出すと、恥ずかしくて顔から火が出そうになる、とか。
 多額の財務や聖教の多部数購読、墓苑の購入、池田氏の書籍や学会関連の出版物、記念品その他を沢山買い、大量にお金を使ってきた事に対する後悔なども多く聞かれ、過去には、子供の教育資金や結婚資金に勝手に手を付けて財務したとか、問題を起こして心の傷になっている人もいますし、長期間のマインドコントロールが解けたはいいが、学会にずっと騙されていた事実を受け容れるのが難しいくらいの大きな精神的ショックを受けて、鬱病になるくらいならまだ軽度の方で、本当に気が狂ってしまったという人もいるそうで、呆れた話ですが、学会幹部はその脱会者のを例に挙げて、脱会して罰(ばち)が当たったから気が狂ったのだと、脱会阻止の為の恫喝として語る等という事もあるそうです。
 しかも、やめたらやめたで、執拗に再勧誘を掛けてくる問題もあります。
 珍しくそのあたりの問題がマスコミに取り上げられました。

「脱会届けを受理してくれない」──宗教2世が答えた、ステルス勧誘、脱会拒否、宗教的つきまといの実態とは
ニューズウイーク日本版 2022年11月23日(水)12時00分
荻上チキ(評論家、社会調査支援機構「チキラボ」代表)

 今はやめたのかどうか知りませんが、脱会者のリストを作っていて、再勧誘して再入信させようと、しつこく勧誘してきたり、転居先をつけずに脱会して転居したのに、その転居先に勧誘に現れるなど、とにかくしつこく学会に戻そうとしてくるようです。
 また、学会員はマインドコントロールされている為、解けた後も、暫くの間は精神的に不安定です。解けた状態になれて、正常な精神状態に戻ればよいのですが、やはり、一定の割合で、マインドコントロールされていた時代が懐かしくなり、再入信してしまう人もいて、学会側はそういう事を知っているので、心の隙を突いて、再入信させようとするのです。
 これが信者をマインドコントロールさせるカルトの悪質な点です。
 深刻なのが嫌がらせ被害です。創価学会の場合、ここ20年位は、以前のような脱会者に対する露骨な嫌がらせはしなくなったようですが、それは表向きの話で、やっぱり、一部の脱会者に対しては、執拗に嫌がらせを働いていますし、また、最近では、入信勧誘を断っただけの人にまで嫌がらせを働く為、非常に問題になっています。
 嫌がらせを受けた脱会者の人達は、例外なくこう言います。
 ――創価学会を完全に潰して貰わなければ困る――
 あまり一般的には知られていませんが、90年代に脱会し、執拗な嫌がらせを受け人達の中には、未だに、常時ではありませんが、時折、創価学会側から尾行されるといった被害に遭う事がまだあるそうで、嫌がらせ被害、監視被害が再発するケースもあるようです。
 創価学会は一旦嫌がらせを始めると、それこそ相手が死ぬか、余所に転居するまで、粘着質に、いつまででも、何十年だろうが平気でやり続ける病的な偏執性のある団体なので、解散を望む声が強いのも当然と言えます。
 宗教二世や宗教三世の場合、折伏の経験はなく、そのまま未活や非活になり、学会と距離を置いている為、加害者にならずに済んだとか、加害者になってしまった事はあり、若干の心の傷になっているものの、大ダメージを負わずに済んだという人が多いと思います。
 敢えてこの項目をこの記事で取り上げたのは、マインドコントロールが完全に解けて、二度と教団に戻る可能性のなくなっている人達は、完全に被害者であって、国と社会がきちんと保護すべき対象だからです。かなり厳しい事を書いている記事ですので、カルトの信者に対する差別や偏見を助長する危険性もありますので、それで敢えて、差し挟みました。
 実際、マインドコントロールが解けていない人は危険極まりないですし、異常な事ばかりして、社会に害ばかり与える有害な人達ですが、あくまでもそれは、解けていない人であり、狂信者達の話です。信者時代にガスライティングに参加して被害者を自殺させてしまったとか、精神障害者にでっち上げて人生を破壊してしまったとか、そういった人に関しては、流石に罪の償いをして貰わなければなりませんが、そこまでの行為に手を染めていないのであれば、社会と国が保護し守るべき被害者側の人間です。
 そこはきちんと認識しなければなりません。
 また、脱会者ではありませんが、創価学会という団体は、本当に悪質な団体で、一家全員で入信させる、親戚まで含めて一族で入信させる、地域の住民たち全員で入信させるといった、セット入信のところも結構多く、例えば、とっくの昔にマインドコントロールが解けていて、創価学会の異常性と犯罪性を認識していて、脱会したいものの、親が学会員だから脱会できない、家族も親戚も全員学会員だから脱会できない、地域住民全員学会員だから脱会できない、といった、脱会したくても脱会できない人がかなり出ていると言われています。
 類似する問題として、仕事上の繋がりのある人達が全員学会員で、脱会すると仕事がなくなってしまう為、仕方なく続けている人も、かなりの数に上っているようです。
 この種の問題は、本当に、創価学会に対して、宗教法人の解散命令を国が出す事になった場合、解散して任意団体となった創価学会で会員を続けるのであれば、公安警察が危険なセクトとして監視する趣旨を告げて、それでも構わないから学会員を続けるのかどうか、全ての学会員にその意思を問うような形式でも取れば、多くの人は脱会する為、恐らくこの過程で脱会できると思われますが、カルトの問題には、この種の特殊な事情もあるという事を知っておいて下さい。

本当にカルト問題をやる気があるなら、今、膿を出し切れ

 安倍元総理が銃撃されて命を落として、これだけの大事件が起きて、それで統一教会をはじめとするカルトによる国民の被害、並びに、カルトの政治汚染が深刻で酷い状況になっている事が判明して、それでもなお、カルトの問題を政治がまるで解決しない、あるいは、出来なかったというのであれば、もう二度と、政党政治による議会を通じた方法では、この問題を解決できないのではないかとさえ思います。
 仮に国民の目を欺き、誤魔化して、なあなあでやり過ごして、今後もカルトによる国民の被害やカルトの政治汚染が収まらず、更にどんどん被害を拡大させたとして、その先に待つのは何でしょう?
 クーデターが起きたり、デモを端緒とした無血革命が起きる事態を防ぐ事が出来たとしても、その場合には、恐らく懸念されている第二の山上事件のようなものが起きて、社会が大混乱に陥るだけです。
 第二の山上事件がどんなものになるのか、私は予言者ではないのですから、わかりません。ですが、そんなカルトの被害者による痛ましい事件が発生したとして、一体、誰が得をするんですか?また、そんな事件が起きた後になって、カルト対策をきちんとやらなかった事が原因だと大騒ぎになって、前述のような、カルトが隠していた問題行動や異常な言動、組織犯罪の数々が次から次へと出てきて、政治がきちんとしなかったせいで、そうしたものが隠蔽されたのだとなったら、どうなりますか?
 後悔先に立たずです。
 先程も書いた通り、この国は既に、これは決して誇張ではなく、本当に、カルトとの戦争に陥っています。政治に侵食する事で国家権力と一体化したカルトと、国会議員とが激しい戦闘を繰り返している状態であり、この国で今起きている事は、本当に、異様な事態なのです。
 カルトの回し者が、金を受け取っているのか、何か別の理由があるのか知りませんが、カルトを擁護する異常な言動を取り、カルト問題をきちんと解決せず、メスを入れなくてもいいような世論を作って逃げようとしているわけですが、そんな現象が起きる事自体、カルトが国家権力と一体化しているからこそできる芸当であって、マスコミの一部がそのような動きをしている以上、既にマスコミですら、一部は確実に、カルトの手に陥落しているという事なのです。そんな異常事態が起きていて、私も含めてこの国の人達は、そんなカルトに支配された国で生きているのです。
 その事実を正確に認識したうえで、カルトと戦う政治家や政党を支持すべきだと言っても、そもそも、そんな深刻な状況にある事自体を理解していない人の方が多いわけで、土台、無理な話という事になりますが、気づいている人間は、攻めて、そのような政治家や政党を支持すべきです。