見出し画像

0歳から6歳までの心の育て方

やみるです!

Instagramでの発信のみでしたが
発信できる枚数や文字に限りがあるため
こちらに知識をまとめていきます。

資格について

私は「一般財団法人日本キッズコーチング協会認定キッズコーチングエキスパート」の資格を持っています。

キッズコーチング協会とは、お母さんや子どもと接する先生と呼ばれる方へ
育児を充実したものにするために活動している団体です。
キッズコーチング®︎は、発達心理学や気質心理学に基づく教育理論を軸とし、行動科学をベースにした指導法を行っています。


発達心理学では心の発達順序を知ることにより、
心の成長に合わせた声かけで親子の不満や悩みを解消することができます。

気質心理学では生まれながらにしてお子さま1人1人に気質があることを知ることで
気質に合わせた対応方法や問題行動の理由が分かり、対処法を見つけることができます。

行動科学は、できない理由ではなくできる理由を探し、簡単に行動できる方法を見つけることで、短時間での効果が見込めるアプローチができます。
子育てに悩むお母さんは即効性のある解決方法を望まれている方が多いので、
知っているだけで非常に役に立つ知識です。

心の発達

心にも発達の順序がある

身体の発達と同じように、心にも発達の順序があることをご存知ですか?

赤ちゃんは首がすわり、寝返り、ハイハイ、お座り、つかまり立ち・・・
と体が発達していくことは、ほとんどの方が知っていますね。

しかし、心はどのように発達していくのかを知っている人は多くないと思います。

心が発達していないと、どれだけ伝えても理解できないことがあります。
それを知らないとイライラしたり、子どもの心を傷つけかねません。

こんな言葉をかけていませんか?

1歳になった頃。
歩き始めて公園デビューを果たした1歳は、とにかく活発です。
見るもの全てが新しく、パーっと走っていなくなってしまったり、
お友達のおもちゃを取り上げてしまうこともあると思います。

そんな時に
「お友達のおもちゃでしょ!おもちゃを突然取られたら悲しいでしょ。優しくしなさい」
と言っていませんか?

2歳になり自我が芽生えた頃。
スーパーでお菓子を買って欲しいと駄々をこねた時に
「我慢しなさい。今度買ってあげるから」
と言っていませんか?

1歳に人の心を教えることと
2歳に我慢を教えることは、まだ早いのです。


心の発達順序

キッズコーチングでは心の成長は7ステップあると説明しています。

0歳・・・「好奇心」が育つ
1歳・・・「やる気」が育つ
2歳・・・「集中力」が育つ
3歳・・・「自立心」が育つ
4歳・・・「我慢する心」が育つ
5歳・・・「思いやりの心」が育つ
6歳・・・「自信」が育つ

1つのステップを1歳ずつ上っていきます。
ただし、身体の発達も個人差があるように、心の発達も個人差があります。
1年くらいの幅はあるものなので、早くても遅くても気にする必要はありません。

また、6歳を過ぎてしまっていたとしても、心の発達はこの7つのステップを繰り返すものです。
小学生に入学する時は、「どんなところかな」「ワクワクするな」と好奇心を持って入学します。
1年生はやる気満々。活発に動き回りますが集中力はまだ身についていないため、授業の内容を覚えていないこともあります。
2年生では集中力がつき「こんなこと習ったよ」と話してくれうようになり、3年生で係りや役割を通して自分で考えて行動する自立心が育まれます。4年生は委員会やクラブなどで責任のあることを学び、挫折や葛藤を繰り返しながら、我慢を学び、5年生でお友達に助けられて人の優しさを感じて下級生に思いやりの心で接することができるようなり、6年生で自信を持って卒業できます。

中学生、高校生、また社会人になってもこの心の発達の順序は繰り返されています。

いつからでも成長するし、「ここの成長が足りていないな」というものがあれば、一段下からやり直すことで、身につけることができるのです。

心はこう育つ

0歳は好奇心を引き出す

0歳は「楽しい」と感じる感性を刺激することで好奇心が育ちます。
好奇心が学びの原点。
これは五感を刺激することで育まれます。

五感とは、「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」です。
赤ちゃんは聴覚が最も発達しているので、「形容詞」を使って話しかけることで、のちのち語彙力にも差が出てきます。

1歳はやる気を刺激する

1歳は歩けるようになり、自分の世界がどんどん広がります。
子どもは自分で経験することで学んでいくもの。
たくさんの体験と達成感を味わうことで、やる気が育ち、意欲的な子に育ちます。

「ダメ」よりも「できたね」と認めてあげてください。
ただし、危険な時や健康に害する時、道徳に反する時は「危ないよ」「痛いよ」とはっきりと伝え、別のものに興味を持つよう誘導すると効果的です。

2歳は集中力をつける

1歳で体験を繰り返すと、「もっとこうするとどうなる?」「これは?」「あれは?」と思考し考えて遊ぶようになります。
小さな穴に何かを落としたり、じーっと一人遊びをする時間が増えるのがこの時期です。

集中している時は集中力が切れないよう、声をかけないことがおすすめです。

また、頭の発達の方が早く、身体の発達が追いついていないため、やりたいと思った事ができずに癇癪を起こしてします事があります。
その場合は「手伝って」「教えて」「一緒にやって」など、助けを求める言葉を教える事で癇癪が減ります。

3歳は自立心を育てる

「やってみたい!」という気持ちが自立のチャンスです。
自立とは「自分で決めること」です。
やりたいと言ったことをやらせてあげ、失敗した時は責任の取り方を教えてあげると、責任感のある子に育ちます。

牛乳を自分でコップに注ぎたいと言ったのであれば、注がせてみます。
こぼしたのであれば、一緒に拭くことで、どうすれば「こぼれた」という問題を解決できるのかを教えていきます。

4歳は努力を身につける

4歳からは我慢ができるようになるので躾の時期です。
この頃になると、「明日」「昨日」などの時間の概念が身につき、未来を予測して計画を立てる事ができるようになります。

つまり、「今目の前にあるものがなくなっても、また今度来るだろう」と予測ができるようになるので我慢ができるようになるのです。

欲求のコントロールをするために、ストレスを抱え込むようになります。
上手に我慢ができるよう、少しずつ時間を伸ばしたり、一度「いいよ」と受け入れる方法がおすすめです。

5歳は思いやりを育む

優しさが出てくる共感期と呼ばれています。
5歳頃になると、幼稚園や保育園でお手紙の交換をしたり、「お友達にプレゼントをあげたい」などを自発的に行うようになります。

相手の気持ちを考えられるようになるこの時期には、「Iメッセージ」での話し方がおすすめです。
「Iメッセージ」は「わたし」から始まる言葉です。
「わたしは嬉しい」「わたしは悲しい」など、感情をたくさん伝えることで、人の気持ちを理解する子に育ちます。

6歳は自信を築く

今までの経験を積み重ね、やり抜いた事が自信につながります。
根拠のある自信は次の目標への活力となります。

また、自己肯定感を育てるポイントは「承認」です。
子どもに興味を持ち、関心を寄せていることを伝える方法です。
「○○ちゃん、おはよう」「今日は青い服にしたんだね」
と見えたまま伝えることで
「いつも見てくれている」という自信と安心感を与えます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?