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育児と小動物臨床獣医師

こんにちは。
ママさん獣医師のやみぃです。

今回は、育児と仕事である小動物臨床獣医師との両立、について書こうと思います。
仕事と育児を両立している方には、特に共感して頂けるのではと思っています。

その前に、小動物臨床獣医師ってどんな仕事?と思った方はこちらからご覧ください。

また、出産と小動物臨床獣医師についての記事はこちらからご覧ください。


仕事復帰とキャパオーバー


私は、こどもが1歳になった時に復帰しました。

それまで、平日はほぼ1人で育児と家事をしていたので、そのまま昼間の育児と家事が仕事に変わったような感じで、忙しくしていました。

新しい生活に慣れるのに精一杯で、特に負担も感じていなかったように思います。

仕事を再開して、5ヶ月が経過した頃でした。

休日もたまたまほぼ1人で、育児と家事をこなしていた日曜日の夜、「なんか疲れちゃったな」と思いました。
そして、翌日、いつものように仕事に行ったのですが、普段はしないミスを連発し、頭がぼーとすると思い、熱を測ると、発熱していました。

そのまま、約5日間、発熱と関節痛と倦怠感でベッドから動けなかったです。
コロナでもなく、インフルエンザでもなく、原因不明でしたが、辛かったです。

健康が取り柄でしたから、約20年ぶりの発熱でした。

仕事復帰の際の反省点

今回、私が寝込んでしまったのは、仕事を始めたにも関わらず、育休中と同じだけ、育児や家事を私が抱え込んで負担になってしまったからです。

仕事復帰にあたり、育児と家事分担を夫と話し合うべきでした。
見通しが2人とも甘かったかなと思います。

寝込んでいた約5日間、夫が育児と家事を全て担当してくれ、非常に助かりました。
ただ、その間一人で担当したのが大変だったらしく、その後は家事にも取り組んでくれるようになりました。

今でも、平日は夕食を夫にお願いしています。
非常に助かっています。

上手に周りに頼ることが大切

仕事に短時間勤務で復帰して、最後まで一人で取り組むことが困難になりました。

例えば、朝から夕方まで点滴を流すために預かったのに、お返しする前に勤務時間が終わって、別の獣医師にお任せしたり、とお願いすることが格段に増えました。

また、自分が見るつもりで再診をお願いしたのに、こどもが熱を出して休まざるを得なかったり。。

お願いすることばかりで、以前のように仕事ができず、落ち込むばかりでした。

かと言って、仕事を頑張ると、夫にお願いすることも増えるし、結局、誰かに頼らないとうまくいかないのです。

ある程度は仕方ない、と思い、お願いし、その分自分が役に立てることは積極的にお手伝いすることにしています。

仕事を続けるコツ

仕事を無理なく続けるには、周囲の協力が不可欠だと思います。
毎回感謝し、どこかのタイミングでお返しできるよう、意識しています。

そしてお願いする以上、相手が困らないように考えて行動するようにしています。

例えば、
・伝達をしっかりする
・こまめに上司に報告する
・カルテをきちんと記入する
など。。
自分が急に休んだり、早退したりすることをふまえて行うようにしています。

特に、カルテの記入は、復帰後に指導をお願いし、意識して改善を続けてきました。
とにかく、次の先生が見てわかるカルテを心がけ、数ヶ月でほとんどOKをもらえるようになりました。

また、夫の協力のおかげで、勤務時間を増やしたり、緊急手術時には最後まで取り組めるようになりました。
お陰で、時間を気にして手術に挑戦できない、ということがなくなり、スキルアップにつながっています。

今後の目標

まだ、獣医師としては半人前で内科診察も、外科手術も他の人の助けが必要になります。
それを少しずつスキルアップしていきたいです。

また、職場での子育て中の女性獣医師は私だけなので、後輩たちの見本や参考になればいいと思っています。

そして、子育てが落ち着いたら、今度は私が他の獣医師の助けになれるよう努めたいと思います。

そうはいっても、これからこどもが大きくなるにつれて、また別の問題が出ると思います。
その度に悩みながらも、自分の納得できる生活を送れたらいいなと思います。


読んでいただき、ありがとうございました。
あなたの生活に少しの彩りを添えられますように。

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