80%強の美容室が廃業している現実こそがチャンス
美容室は全国に何万件あるかご存知でしょうか?
美容室経営者の方は、嫌になるほど聞かされていると思います。
コンビニの数よりも多い、そして信号機の数よりも多いなど。
その数、全国に約25万件
あまり数字を聞きてもパッとしないかもしれませんが、全国すべてのコンビニを合わせても、その約4倍もの件数といわれています。
美容室の件数がいかに多いかがわかります。
過去5年間で、美容室は毎年約3,000店舗ずつ増えてきています。
しかし、純粋に3,000店舗ずつ新規出店しているわけではありません。
例えば、美容室の新規オープン数は2015年度で12,574店舗。
3,000店舗ずつ増えているのは、ここから閉店した店舗数を引いた結果です。
2015年度は、総数で3,436増えていますので、
9,138店舗が閉店したことになります。
「サロン生存率」という説では、
「開店1年以内に60%のサロンが閉店し、3年以内に90%が閉店する」
といわれていました。
データから推測してみると、3年間の出店数約34,500に対して、閉店数は26,000。
概算ですが、閉店確率は「84%」になります。
そんな25万件もあり飽和状態の美容室ですが、業界自体がレッドオーシャンなのか?といえば実はそうでもない。
逆にこんなにも美容室が多いのであれば、考え方ひとつで差別化も簡単であるということ。
また、全国の美容室1件あたりの従業員人数は、平均1.6人ともいわれていますが、ほとんど美容室がほぼ1人営業スタイルといっても過言ではありません。
私の知り合いの先生も、長年美容師としてやっていましたがお店は一応閉店。(依頼があった時のみ対応)
しかし、廃業届けは出していないのでまだお店自体は存続しています。
25万件という数字に驚くかもしれませんが、その何万件以上は閉店状態のみで、廃業届を出していない。
この美容師先生のようなサロンが全国にはとても多くあります。
そして、雇用を守るべき美容室での社会保険加入率はどうなのか?
従業員5人以上であっても、加入義務化がない業界。
社会保険加入率はわずか5%未満
業界での現状を、数字でみてどうでしょうか?
ブルーオーシャンに感じるのは私だけでしょうか?
業界全体の数だけみれば25万件。
飽和しすぎてチャンスがないように思えますが、逆をいえばどこも同じ経営スタイルしかないということ。
そこに発想を変え、うまく取り入れれば差別化が容易に可能なブルーオーシャンへ。
社会保険加入率もわずか5%のみで、残り95%は入ってもいない。
○では、あなたのサロンはこの5%に入るのか?
○それとも95%レッドオーシャンなのか。
いまこそ「引き算経営」で、チャンスを呼び込むシンプルな店舗経営を実践しましょう!
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