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「従業員は家族」思考の危険

【新刊】小さなお店は「引き算経営」で強くなれ!


未来の事業成功を左右するのは、従業員の存在や関わりは絶対です。

拡大のスピードや安定した運営も、求人や離職率により格段に違ってきます。

離職率をなんとか減らしたい。
辞められては困る。

求人難の美容室経営においては、本当に頭が痛くなる問題です。

何度もいっていますが、経営者が弱くなる原因はスタッフがいなくなる時です。

こんなに良くしてあげたのに。
こんなタイミングに辞められたらどうしよう…。

「オーナー、少しお話しいいですか?」

この言葉を聞いた途端、たちまち居ても立っても居られない状況になってしまう。

そんな状態は何とか避けたい。
誰も辞めないぐらいの親密な仲を作らなければ…。

その結果、多くのサロンが編み出した究極の奥義があります。

従業員は家族です

はっきりいいます。
こんな思考のお店は要注意。

でも、いまだにドヤ顔でいってくる方もいます。

本当にそう思い、家族のような存在で毎日過ごしているなら、それはそれで素晴らしい。

でも、逆の立場になって考えてみるとどうでしょうか。

従業員はあなたと家族になるために就職したのでしょうか?

いいえ、働いてその対価に見合った賃金や経験を得るために就職したはずです。

私ならとてもじゃないけど耐えられない…。

従業員を家族と謳っているお店ほど
●社会保険はもちろんのこと、必要最低限の福利厚生すら加入していないお店が多い
●休日という名の店舗講習
●ムダな食事会やミーティングが多い
●残業代は当たり前にない
というサロンが本当に多い。

お店を本当に成功させたいなら
◎従業員とは一定の距離を保つ
◎福利厚生などしっかりとした環境を作ってあげる
(親密な仲を深め離職率を比較するのではなく、安心して働ける環境を整える)
◎休みはしっかり休ませ、ムダな食事会やイベントも考えてあげる

従業員は家族ではなく、ビジネスパートナー。

お客様に施術・サービスを提供し、その対価を頂く。それをお給料で還元する。

このことを経営者は忘れてはならない。

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