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法隆寺と法起寺

息子が小学3年生の秋、親子世界遺産への旅がスタートしました。北は知床から南は琉球王国まで網羅した旅は、小学6年生の秋まで3年間におよびました。

子どもと一緒にその土地の空気を感じながら、現地の歴史や遺産価値を学ぶ。一生の思い出となる親子プロジェクトのはじまりは奈良。

法隆寺と法起寺を皮切りに、古都奈良の8件中7件、暫定の飛鳥・藤原の宮、古都京都は17件のうち8件を5日間かけてまわりました。

法隆寺

中門 (飛鳥時代 国宝)

阿形 塑像による現存最古の力士像
吽形
金堂 (飛鳥時代 国宝)
現存する世界最古の木造建築
五重塔 (飛鳥時代 国宝)
世界最古の木造の塔

当時9歳の息子は、秋晴れの空の下、悠久の時を超えて建つ法隆寺金堂と五重塔に感嘆し、図鑑の写真ではない、自分の目で仰ぎ見た人類の傑作に深く心動かされているようでした。

「法隆寺地域の仏教建造物群」は1993年に日本で初めてユネスコ世界遺産に登録された4件のうちのひとつですが、その登録内容は、法隆寺に属する47棟の他に、法起寺の三重塔を合わせた48棟で構成されています。

法起寺

日本最古の三重塔

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