実践例:インタビュー撮影
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実践例:インタビュー撮影

Film Educator 山﨑達璽 | YAMAZAKI Tatsuji

以前もご紹介しましたが、長野県飯綱町にあるフリースクール「OZ Field」でも映像教育の実践を行っています。

以前の記事はこちらです⇒ https://note.com/yamazakitatsuji/n/nd1d090d6a033

現在、金曜日の午前中を「映像(動画)授業」と決めて、自分たちの作業の週と私のオンライン指導の週を交互に行っています。

先月から取り組んでいるのは、地域のイベントで流すスクールのプロモーション映像です。
その一つの要素として、インタビュー撮影があります。
その指導に際して、私は二つの要素を心掛けています。

一つは、なんとなく体系立ててあげることです。
子どもたちはふだんからYouTubeなどでインタビューを観ていますが、なんとなくのイメージです。
ですので、①カメラの高さを被写体の目線に合わせる、②相づちは声に出さない、③目線はカメラを見る場合とみない場合がある……などなどのハウツーを丁寧に教えます。
こういったことを一つひとつを実践していくことで、体系化していくのです。

もう一つは、設計の必要性とその方法を教えることです。
とりあえずカメラを向けて何かを聞く・答えるではなく、事前に何を聞くのか、どんな答えを求めるのかを設計させることが重要です。
インタビューは時間のないかなで行われるものですから。
具体的には、質問を思いつくままに付箋に書いて、模造紙で整理をします。
できればロープレまでしておきたいです。

ここまでをしっかりできたらいよいよ撮影です。
今回、とてもいいできだったので、以下に紹介します。

1.主観的

低学年の子(主に小学生)が高学年の子(主に中学生)にインタビューをしています。
取材対象に対してインタビュアーがカメラマンを兼ねています。
一対一で、カメラ目線でコメントをする形式になります。
この場合、視聴者(観客)に語りかけているような印象になり、強いメッセージ性が出ます。

2.客観的

取材対象に対して、インタビュアーとカメラマンを分けています。
取材対象はインタビュアーを見て答えていますから、カメラ目線ではなくなります。
この場合は、客観的に印象になり、報道的というか、大人な印象になります。

3.テロップ付き

こちらはオマケですが、編集アプリを使いこなすことができる高学年の子がいかにもなインタビュー動画にまとめ上げてくれています。
QとAが色分けされていて見やすいですよね。さすがです。
ただ、「oz field」が全部小文字になっている(正しくはOZ Field)ので、名前や組織名などの固有名詞は正確に表記しようというアドバイスはしています。

低学年の子たちは楽しく1をやります。
高学年の子たちはちょっと大人ぶって2をやったり、背伸びをして3をやってみたり。
いずれも、自分たちでインタビューをしているので、とてもリアリティがあっていいですよね。
こういったものは大人にはなかなか撮れません。
スクールのプロモーション映像にはそれぞれの特性を活かして、まとめ上げていこうと思います。
これは期待大ですよ!





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Film Educator 山﨑達璽 | YAMAZAKI Tatsuji
映画監督。 1974年名古屋市出身。日本大学藝術学部映画学科監督コース卒。芸術学修士。 20年以上の映像クリエイターと映像専門学校での講師経験、そしてアクティブ・ラーニングとの出会いから、現在、Film Education(映像教育)の実践方法を発信中。