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10日ぶりに電車に乗り、自分の心配性について考える

今日の朝はいつも以上に良くないスタートだった。

朝起きる直前まで「復職して会社に行っている夢」を見ていて、なぜかそこに新卒の時に嫌だと思っていたお局の人が出てきて私が虐められているという内容で、しんどかった。
しかも起きた瞬間、ここ数日ときどきある「なんかお腹が痛い」「胃が気持ち悪い」という症状が起きていることに気がついた。朝から最悪な気分というか、また不安が起きた。お腹の調子が悪いから悪夢を見たのか、それともお腹に手を当てた状態で寝ていたからお腹を圧迫して悪夢を見たのかはよくわからないが、とにかく起きた時は身体の症状があった。

今は下手に病院に行って感染したくないので、最低限の受診で済ませたいと思っている。月末まで続くなら病院に行くことを考えるかもしれないが、何か神経性のもののような気もしないではないし、今のところは消化器内科に行きたい気持ちを我慢することにした。

と、「リスク回避のために病院にはなるべく行きたくない」みたいなことを今さっき言ったばかりのくせに、それに反して今日は電車に乗って婦人科の検診に行った。
2年ほど検診に行っていなかったし、30歳になってそろそろ…と先々週から予約していた。これにもきっかけがあり、従姉妹が先日、妊娠したので病院に行ったら、結構大きいサイズの良性腫瘍が見つかったことを聞いたから。この年代では珍しいことではないし、私も生理痛が酷いほうなので心配になった。
どうしても今日行かなくてはならないほど緊急性のあるものではなかったが、やはり最近行っていなかったので、このタイミングで行っておきたかった。いつ終息するか見通しもたたないので、ずっと待っていてももっと状況がひどくなるかもしれないし。しかも、先週ずっと近場への外出以外しておらず、電車にも乗っていなかったので、リハビリがてら行くことにした。

「心配事の9割は起こらない」という本が以前話題になったが、どんな内容なのか読まなくても大体の主張はなんとなくわかる気がしたので、読まなかった。「不安があったとしても、気にしても無駄だ」ということはよくわかる。しかし、私はその本のタイトルを見ただけで「いや、1割も起こるやんけ」と思ってしまうタイプのネガティブの深淵にいる人物だ。この思考を治すのはなかなか大変だと思う。

確かに1割が起こったからって、防ぎようがないのだから心配しても仕方がないのは変わらない。それは十分理解している。だからこそ「こうなったらどうしよう」と先に考えておいたほうがいいんじゃないか、楽観的に考えていても後々悲しい結果になって、余計に心が辛くなるんじゃないかと思うから覚悟しておきたい、と心のどこかで思っている自分がいる。

元々不安が強かったけど、考えても仕方がないとわかっていても、心の奥底にある不安が消えない限りはどこかモヤモヤしてしまうという自分の「クセ」なのだろう。不安が強い時の対処は今でも苦手だ。

今回も、従姉妹の一件を聞いて私も腫瘍があるのではないかと心配になったが、また別の従姉妹は私と反対でこれまで一度も検診に行ったことがなく、今後も行くつもりもないそうだ。同じ人間というか親類でもやはりこれだけ考え方が違うものか。


心配性の起源を辿ると、昨日も書いたように本当に昔からだ。
特に、私は子どもの頃から心気症(病気不安症)なので病気に関しては心配をしてしまう。なぜ心配になるのか。「意外となるようにしかならない」とも思うけど、今何か病気を宣告されたとしたら、かなり不安で仕方がなくパニックになりそうだ。そういう「困難な出来事に自分が耐えられる気がしない」というのが不安になる一つの理由なのだと思う。今の私のように、他の人にとっては特に大きなストレスではないような状況もストレスになっている「メンタル豆腐の私が、病気など乗り越えられるのだろうか、いや無理そうな気がする→怖い→なりたくない」という感じだろう。

でも人間はみんないつか病気か突然死ぬので、もう諦めなければならないというのもいつも思考した末に覚悟できている。自分の場合、基本的にすべて感情の問題かもしれない。理論では腑に落ちているけど、感情型人間なので感情の部分でうまくいっていないのではないかと思う。



電車に乗り継いで病院に向かった。
ずっと部屋着やジャージに近い服装で近所への買い物しか行っていなかったので、一応よそ行きの服に着替えてコンタクトや化粧をして外に行くのは10日ぶりくらい。最初は億劫だったが、行ってみるとあまり疲れなかった。

30分電車に乗るので、もっと近い病院もあるのだが、私はこの病院の先生がとても好きなのでずっと通っている。出産する時もこの病院がよかったのだが、産科はやめられてしまったので残念だった。

2年ぶりに来た私の名字が変わっていることを見て「結婚されたんですね。おめでとうございます」と言ってくれた。こんなこと言ってくれる先生初めてで、びっくりした。
先生は淡々とした口調で一見冷たく見えるが、とても優しい。
ここまで患者に媚びないものを感じる医者はあまりいない。良い意味で。


診察では異常な所見は特になしということで、子宮がんの検診結果と血液検査結果がわかるのは2週間以上先だった。結果は気になるが、ひとまず「よかった」と思うことにしよう。


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