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おうちでフランス家庭料理

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大好きなフランス家庭料理のことを書いています。小さな子が思わず言ってしまったかわいい迷言・名言も。
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#シンプル

花野菜カリフラワーはお好き?

正直に話そう。茹でてマヨネーズ、しか知らなかったのです。 ところが、エチュべという調理法を知り、バターとお水で優しく丁寧に扱ったところ、野菜の甘みが引き出されてホクホクとした上品な一皿となりました。 ポテトでもない、ブロッコリーでもない、パスタとも違う、柔らかで軽い食感。なんて美味しいの。 アツアツの出来立てをいただくのが一番。 正直に言おう。グラタンはとろけるチーズとベーコンとパスタがないとできないと信じていたのです。 翌日はエチュべしたカリフラワーにホワイトソー

きょうの一皿、丸ごと玉ねぎのオニオンソース

これはつくってみてよかった!蒸した甘いたまねぎを10gのバターを加えた飴色たまねぎソースでいただきます。同じお鍋仕上げるブレゼという調理法で作りました。 フランス家庭料理のレシピ片手に作り始めるようになって、1週間でたまねぎ1kgを使用するようになり、多めにストックするようになりました。 残った飴色ソース、デミグラスソースのように濃厚だったので、ごはんと混ぜて薄焼き卵をのせてオムライスにしました。野菜嫌いのこどもが3回もおかわりしてくれました。 野菜好きの家族にも好評だ

きょうのスープは、かぶのポタージュ。

雪の降る季節になりました。ところで。金沢で「かぶ」といえば郷土料理の「かぶらずし」が有名です。 かぶらずしは、大きな白いかぶの間に塩漬けした鰤や鮭の切り身や切り昆布を挟み、塩麹で漬けた発酵保存食です。魚好きの父や祖父はかぶらずしが大好きで、母が軒下に漬物の樽を置いてたくさん作っていました。こたつで米麹の甘酒を保温して作り、寒い日に漬物の樽に漬け込むのですが、気温が高い日が続くと発酵が進んでかぶらずしが酸っぱくなりすぎて美味しくなくなってしまうので、寒さの厳しい季節を選んで手

きょうのスープ、冬のにんじんのポタージュ。

フランス家庭料理のレシピから。お米でとろん、ゆるっとしたポタージュに仕上がっています。にんじんも甘味が増していて、冬仕様です。 季節を問わず手に入るにんじんは、新しいものを常備している野菜のひとつです。もう1皿ほしいな、というときにも使えます。 レーズンと一緒にキャロットラペ、たまねぎと一緒ににんじんドレッシング、すりごまたっぷりのにんじんしりしり、ごぼうと合わせてきんぴら、大根で紅白なます。おでんの彩にお花の形に飾り切り。 人参のクセが強いものは苦手ですが、味の濃いニ

フランス家庭料理、ほうれんそうのグラチネ

冬場の露地物のほうれんそう、栄養価も高いのでこどもたちにも食べてもらいたくて。葉も柔らかくて根元も美しい薄紅色。根元も必要以上に切り落とさず、十字に切り込みを入れてボウルに張ったお水で振り洗い。 さっと茹でて、バターで炒めて。水と油でエチュべするよりもえぐみがない様子。このままでも肉料理の付け合わせになりそう。 「グラチネ」は寒い冬に暖をとるための料理。フランスでは、ホワイトソースを野菜にかけて作るのが一般的です。えぐみのある野菜にはホワイトソースに卵黄とチーズを混ぜた「