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フランス家庭料理、ほうれんそうのグラチネ

冬場の露地物のほうれんそう、栄養価も高いのでこどもたちにも食べてもらいたくて。葉も柔らかくて根元も美しい薄紅色。根元も必要以上に切り落とさず、十字に切り込みを入れてボウルに張ったお水で振り洗い。

さっと茹でて、バターで炒めて。水と油でエチュべするよりもえぐみがない様子。このままでも肉料理の付け合わせになりそう。

「グラチネ」は寒い冬に暖をとるための料理。フランスでは、ホワイトソースを野菜にかけて作るのが一般的です。えぐみのある野菜にはホワイトソースに卵黄とチーズを混ぜた「ソース・モルネー」が合います。(上田淳子著 フランス人は、3つの調理法で野菜を食べる。2種のグラチネ より)

ホワイトソースは小麦粉、バター、温めた牛乳と塩。だけ。

スキレットに移してソースがゆるいなあ、と思っていても混ぜている間にとろみがでてきてダマもなく完成。

レシピでは電子レンジを使用していますが、なくても大丈夫。やわやわ(金沢弁?)加熱したらいいだけのこと。

このホワイトソース、単品で味見をしても何だか物足りずぼんやりしています。ところが。卵黄とチーズを加えてほうれん草に纏わせてパルメザンチーズを振り、焼き上げると。これ大好きなキッシュの味だよね、ブイヨンとかコンソメのキューブいらないんだね、(いつもはメインのお肉を要求する子どもたちも)もう少したべたい、とリクエスト!

結構塩も入っているのですが喉が乾くこともなく。バターも多いけど胃に重くなく。手間はかかります。それでも今日はほうれんそうのグラチネだよ、っていうとニコッとする家族の笑顔がうれしくて。

今夜も冷えます。お部屋も暖かくして、熱々のグラチネと白ワインがいいかな。

上田淳子先生、素敵なレシピをありがとうございます。

きょうも読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

元看護師。元某美容部員。アロマセラピー、石けん生活、ハーブのある生活、こどものおやつ、日々フランス家庭料理を楽しんでいます。転妻。金沢、つくばを経て大垣在住。