見出し画像

きょうのスープは、かぶのポタージュ。

雪の降る季節になりました。ところで。金沢で「かぶ」といえば郷土料理の「かぶらずし」が有名です。

かぶらずしは、大きな白いかぶの間に塩漬けした鰤や鮭の切り身や切り昆布を挟み、塩麹で漬けた発酵保存食です。魚好きの父や祖父はかぶらずしが大好きで、母が軒下に漬物の樽を置いてたくさん作っていました。こたつで米麹の甘酒を保温して作り、寒い日に漬物の樽に漬け込むのですが、気温が高い日が続くと発酵が進んでかぶらずしが酸っぱくなりすぎて美味しくなくなってしまうので、寒さの厳しい季節を選んで手作りしていたのを思い出します。

そんな冬の瑞々しい小かぶ。加熱するとなんとも優しい味。白いかぶのポタージュを作りました。たまねぎを炒めてブイヨンは使わず。おたまでつぶせるくらいに柔らかくなった小かぶに昆布のお出汁でのばしてミキサーにかけて。ほっこり温まる一皿になりました。

もうすぐ金沢に行きます。近江町市場で金沢近郊の地物野菜で何を作ろうか、今からワクワクしています。



元看護師。元某美容部員。アロマセラピー、石けん生活、ハーブのある生活、こどものおやつ、日々フランス家庭料理を楽しんでいます。転妻。金沢、つくばを経て大垣在住。