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フルタイムワーママが幼稚園転園するときの覚悟とメリット~メリット編~

2015年の子ども・子育て支援制度により保育事業が拡大。
この7年で預け先は約1.5倍になり、特定地域型保育事業の推進で、0~2歳児までの預け先も拡大しました。
それに伴い、3歳児クラス(年少)からの転園というケースが増え、新たな保活ないしは、幼児教育無償化の後押しもあり、幼稚園へのスイッチをするケースも周りを見ても増えたように思います。

我が家は息子が年少・娘年中で2人同時に保育園からスイッチ。
幼稚園転園(入園)をしました。これは年子だからなせる技。なかなか無いレアなケースかなと思います。それから、2年半。娘は今年小1に。息子は年長。今年初めて「通う場所が離れる」経験をしています。

「フルタイムワーママの幼稚園選択」に関しては、特に娘が入学してから
1つの答えが見えた
なという実感を感じていますので、幼稚園転園のメリットと覚悟をまとめたいと思います。

覚悟編はすでに更新ずみです。今回はメリット編。
こちらから読んでいただく方が時系列は追えます。

多彩なカリキュラム

娘が描いたオウム 
絵が不得意な娘がここまで成長して感動しました。

幼稚園への転園を考える人の多くが、幼稚園の多彩なカリキュラムに惹かれるケースが多いと思います。モンテッソーリ幼稚園だったり、英語を強化していたり、保育園ではカバーしきれない「教育」の部分でのメリットは非常に大きいと思います。

うちの園では、体育に力を入れていて選任の体育教師がしっかりカリキュラムを組んで教えてくれます。
例えば、リレー大会は年に3回。春・秋・春と開催し、1年の中での成長を目の当たりにでき、子どもの身体的な成長や、仲間との協業の様子にかなり感動させられます。

これを、3年間続けるのですが、全く飽きません。走る距離やルールやバトンリレーの精度を練っていき、年長最後のスピードリレーには、かなり手汗握るレースを楽しめました。

大きな園庭もですが、専用グラウンドを併設している、その体育への力の入れようは選んだ1つのポイントでしたし、結果満足にも繋がりました。

体育以外にも描画・工作・音楽・英語・など、やはり保育園の規模ではなかなか経験できないことをさせてもらったと思います。

卒園時のアルバムの表紙は、自分でデザインしたもので素敵でしたし、学年終わりには描いた絵をすべてパッケージにして渡されるのですが、ここまで繊細な表現ができるようになるんだと感心しました。

幼児期に体験として、保育園では不足しがちではないか?と思えたことが補完できたなと感じているので満足しています。

※ちなみに、いわゆる読み書き勉強は一切しない園(のびのび系)だったので、勉強は自宅でやるというコミットを夫婦で死守してきました。ここは、本当に頑張ったなと自分で自分をほめたい。

預かりの時間でそのまま習い事ができる

幼稚園では多彩な習い事があり、預かり保育からそのまま習い事に参加できるので、送り迎えなく体験ができたことはとても良い体験でした。

娘は、アクロバットクラブと体操クラブを2年間。
息子は、体操クラブに3年目に入りました。
我が家は利用しませんでしたが、英会話教室が週3で12,000円と破格でしっかりあったことも魅力。その他、サッカー・ピアノ・ダンスかなりバリエーションに富んでいたと思います。「この価格でこの内容が送迎なしにできる」はかなりメリットだったように思います。

多様なお友だちとの関係性を築ける

ここが私は一番大きなポイントだったように感じています。

入学後、特に保育園からの子と幼稚園からの子では、明らかに「集団行動や集団での友だち関係の慣れ」が違うように感じました。

実は、保育園からの子はこの「人の波」「集団での行動」に慣れていない子も多く、特に1学期トラブルもあったようで、保護者の方もかなり心配していたようでした。一概には言えないですが、保育園→小学校からの環境のジャンプアップは、幼稚園→小学校よりも大きいように感じています。

保育園は、スタンダードなのは1学年MAX15名くらいのクラス構成だと思いますし、それこそ0歳児からメンバーが変わらずに6年間過ごすケースもあります。私も保育園出身者なので、「赤ちゃんから知っている安心感」は代えがたく、(他の子の成長もずっと見てて、可愛すぎてずっと見たい気持ちでいっぱいだった)転園する際は大いに悩みました。

ただ、ずっと同じメンバーで、「安心」の中で幼児期を過ごしていいのかというのは、転園時課題に感じていて、転園を決めました。

転園先の幼稚園はマンモス園で、1学年4クラス・34名クラスとかなり大規模。不安に感じる人は特に不安に感じる規模感でしたが、結果ここで多くの友だちと関わり、関係を築いたことはプラスだったと思います。

幼稚園では、毎年クラス替えがあり、友だち関係のトラブルは尽きませんでした。特に息子年少の1年は、噛んだ、ケガさせた等々かなり多かったです。後は息子が乱暴にふるまって、女子から嫌われたり苦笑…

娘は娘で、女の子同士の仲良しと遊ぶ遊ばないの「派閥」のようなことや、男の子にしつこくからかわれて、ちょっかいを出し続けられるということにも巻き込まれ、一時期「幼稚園行きたくない…」と数日休んだことも…。

トラブルのたびに、子どもと話し、先生と話し、時間薬も経ながら解決をしてきたことを幼児期に経験したことで、小学校からの子ども同士の関係性にも活かせているようにも思えますし、親の心構えもできたように思います。

授業への集中力

これも一概には言えないのですが、保育園は幼稚園に比べ、机に向かって集中する時間や、先生の話をみんなと一緒に整列して聞くなどの機会は少ないように思います。

保育園出身の親御さんが、とにかく毎日園庭や散歩していた毎日から、45分間机に向かって授業を聞くという「ギャップ」が大きく、子ども自身が疲れている…という話をしていて、なるほど、やはりそういう悩みもあるのかもしれないなと感じました。

思いもよらなかったママ友との出会い

保育園のママさんは、「フルタイム」など、結構属性が近しいことも多く、ある程度画一化された世界だったように思いますが、幼稚園は本当に多様なママがたくさんいます。

正直ギャルやろ!?って人もたくさんいて、最初ビビりました。
でも、そのギャルママが、子ども同士の仲の良さも手伝って、今一番仲良しだったりします。

なんと、年齢は10歳も違うし、本当にギャルだし(笑)普通に過ごしていたら絶対に友だちにはならないタイプなのですが、子どもに関して本当に一生懸命。息子同士仲良くしているから、休日も一緒に遊ばせてあげる機会を一生懸命作りたい!と積極的に誘ってくれて、会うたびに素敵なママだな…と尊敬の気持ちを感じています。

また、卒対委員会(卒業対策委員会)の活動がすごかった。

園の行事や年度末のアルバム委員など、保育園の規模とは比べられないくらいの熱心さなのですが、その子ども成長の機会や、幼児期のよき思い出作りのために余念なく、励まれている親御さんたちの姿に感動しました。

これは、私の親像の視野が広がったように思います。

参考になるかわかりませんでしたが、私が感じている結論として、親も子も幼稚園生活で揉まれて、心も体も成長できたように感じています。
働く母親には、手が取られて難しい側面も多々ありましたが、チャレンジしてよかったと入学後強く感じていますので、ぜひ幼稚園×フルタイムワーママも検討してみても…と思います。

周りを探したら、同じ属性で幼児期を乗り切った人もいるように思いますので、ぜひ探してみてくださいね!また、幼稚園にもしっかり相談をしたうえで入園を検討してみることも大切だと思います。

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