山口周×中川淳『ビジョンとともに働くということ　「こうありたい」が人と自分を動かす』祥伝社

「会社をこうしたい、社会をこうしたい」というビジョンがないことが問題となっている。すなわち、「困っていない人」が問題なのである。

「困っていない人」は助けられない。「困る力」が重要なのである。問題を解くよりも、問題を自ら提起することが大切となっている。

ビジョンは、会社が目指す最上位の概念だと中川氏は言う。ビジョンがないと、ブランドも、コンセプトも生れない。建前だけのビジョンも意味がない。