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ZOOM、3年目。使い続けていま思うこと。

なぜかZOOMが日本に入り始めたころ、ZOOM周りのかたの知り合いが多かったせいか、比較的早い時期にZOOMを活用していました。

こどもの居場所をやっていたけれど、だれもが見学とかスムーズに参加する性格でもないと思うんですよね。雰囲気を先にみてからじゃないと拒否感が強いというか。

ましてや「学校」というものや「大人」に対して信頼が持てない状態になったあとにすんなり居場所に馴染めるものでもない。

なので、いったんZOOMで画面OFFでも、会話しなくても様子を見られるように、という意図で使っていました。

他にも、居場所だと同じようなメンバーになってしまうから、時には違う人と関わる機会を、と他県のホームスクーラーのお子さんとZOOM越しでUNOをやったり。

特にZOOMなんてしらなくても、勝手にこどもたちは試行錯誤して、どうルールを変えたらうまく行くか、とか画面への見え方とか勝手に気遣い、工夫してくれる。

そのほかに別の所属団体で、オンライン交流会を計40回ほどやっています。これも3年ほど前から。
講座もたくさん、ミーティングもたくさん。

いま、一気にZOOMやら他のオンラインツールや、イベントが盛り上がっているけれど、ちょっと思う。

いや、みんながみんな、オンライン化したからといって、リアルの場なら「雰囲気を楽しむ」というか出かけるきっかけだったりおしゃべりを楽しむだったり、付加価値的な要素があるから、講座なりイベントなり、セミナー、それなりに集まってきたのかもしれません。

でも、普通のサークルレベルのことをオンラインでみんながみんなやろうとすることは、それはそれでニッチな分野にもチャンスがあるということであり、ネットやオンラインが一般化したといういい面でもある一方で、そのサークルレベルのイベントは目に止まりませんよ、という現実も同時についてくるということです。

オンラインでたくさん告知が流れてくる。
よっぽど目をひいたり、興味のある内容じゃなければ情報は埋もれるし、内容も確実に「コンテンツの質」が重要になってくる。

ニッチはニッチでも、浅いコンテンツではなく、ちゃんとしたコンテンツでなければ淘汰されていく、そんな段階に来ていると思います。

オンラインとリアル、なにがどっちでやったら価値を提供できるのか。
いまは仕方ないにしろ、リアルでやっていることをすべてオンラインに載せてしまうのはちょっと違うかなと感じています。
(特に学校内の対応)

所属団体でなぜ40回以上もZOOMのオンライン交流会が続いてきているか。
ミーティングがちゃんと機能してきたか。(交流会その他講座、の回数以上にやっているはずなので40回は軽く超えているはず)

いま振り返れば、完全テレワークです。
サイトの更新も、事務作業も、ちらしのデザインも、申し込み処理も、全部住む場所が違う運営スタッフがZOOMやメッセンジャーで連絡を取りながらやってきた。
法人じゃないというだけで、やっていることはテレワークそのものです。

いままでそれをあまり意識して続けてきてはいなかった気がします。
外側から(メディア)はオンラインという特性で関心を持っていただいていたことは認識しています。

ただなかの人間は、
● 交流会は、全国津々浦々、しかもこども置いてでれない環境の人ばかり参加するので、どっかに集まれるわけがない
● 運営スタッフも全国なので、ミーティングの度にどっかに集まる資金がありません
● 居場所は参加の前に雰囲気を知ってもらいたかったり、関われる人を増やす方法として

結局、オフラインだと難しかった環境がZOOMなら可能、だから使った。それだけで。

いまのオンライン化は、なにを実行したいためのオンラインなのか、見失っている部分が大きいなと感じています。
すべて、をオンライン化する必要はなく、「なにをするために、いまの自粛だとリアルではなにができないから、どこをオンライン化するのか」を考える時間を持たないと、情報を受け取る側も、情報疲れしてしまうような気がしています。

そして明日もオンラインミーティング(笑)
移動がないので、5分後とかに別のミーティングが入っても大丈夫なところと、画面上では肩書きを忘れてフラットに対話できるところが気にいっているので、セキュリティの問題もいろいろあるようですが、今のところはZOOMでいきたいと思います♪
(なぜか他の同じようなツールより、オンライン距離が近いような感覚がするので。他のものだと、1枚なにか隔てられてる感じがします。あくまで感覚的なハナシですが)


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