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【スーパーの『半額シール』待ちをする人たち】

スーパーでは毎日、売れ残りの「廃棄ロス」を減らすため、夕方から閉店時間に向けて「1割引」「2割引き」〜『半額!』の値引きシールを貼って、お客さんに買ってもらう努力をする。捨てることを思えば、幾らかの売り上げになった方がスーパーもありがたい。

値引きされる商品は主に魚や肉の「生鮮食品」と消費期限が短い「お惣菜や弁当」がメインになる。

悪いことを考える人は、他の商品に貼られたシールを剥がし、自分の欲しい商品に重ね貼りをする。(中には従業員が持ち出すケースも(@_@))

☝️当然スーパー側も防衛する!
粘着力が強く、剥がそうとすれば破れたり、再利用できないタイプに変える。または値引後のバーコードが入ったシールを上貼りする。これはセルフレジ対応ともいえよう。


㊙️(小さな声で)お刺身や総菜・お弁当の利益率は、定価で売れたら約4〜5割ある。だから1割〜2割引きなら利益率にはそれほど影響がない。

それより「値引きを出さない売り場」など目指したら、いつも陳列ケースはスカスカで、お客さんから「何も無い!」と敬遠されてしまう。

ゆえに、ある程度の「過剰在庫」と売り切るための「値引き販売」は必要悪とも言える。だから刺身や総菜が『半額』でも売れてくれたら嬉しいのが、スーパーの本音でもある。

反対に、鼻から値引きや廃棄を想定せず、ギリギリの薄利で大量販売するのが(オーケーに代表される)格安弁当とも言える。同じ商品を半額で買った客がいることは、スーパーにしても、定価で買ってくれたお客さんに申し訳ない気持ちがある🙏🏻

スーパーの思惑とは関係なく、お客さんにしてみれば「値引きシール」は節約の『ゴールデンチケット』でもあるw。可処分所得が減り、節約を迫られた時の最優先は、毎日の食料品になるからだ。

そのスーパーの「クセ」を熟知し、値引きシールを貼る頃を見計らって店にGO!馴染みの「戦友」も勢揃いである(^^;


どこかの親分がスーパーを見に行って「値段が上がってますね」と言ったとか、「コンビニの社長だったから値上がりのことは知ってる」と言った偉い人がいたが、問題はそこじゃない。

👤「問題は、その高くなった商品を、国民が躊躇して買えなくなったこと」である。

子供がお母さんのことを思って、買った商品に自分の意思で『半額シール』を貼るなんて、こんな悲しい話はありません(それでも万引きしちゃダメだよ!)。

元スーパーのおじさんより


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【小林 久ホームページ】

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