【閉店ドミノ〜どこまで減らす?ヨーカドー】
イトーヨーカドーが業務改革の一環で、不採算店の閉鎖を始めてからもう2、3年経つだろうか?全国各地にある店舗の中で、「まさか私たちの街の店が閉まるのか?」と戦々恐々としているお客さんや自治体も多いことだろう。
今まで当たり前のように存在した店が失くなることは、消費者にとっては不便だし寂しいことだ。地元の納入業種やそこで働く多くの人にも影響が及ぶ。
☝️このたび、「ヨーカドーは北海道と東北で合計14店舗を閉店する」との発表があった。(年度末のこの時期は大きなニュースが出る傾向がある)
店舗の一部は最近伸び盛りの「ロピア」が引き継ぐとのことだ。このように「後がま」が居れば従業員を継続雇用する可能性は高いし、地域への影響は限られるため、「民間企業の良くある撤退」で話は収まるかもしれない。
しかし建物も老朽化し、後継テナントが入ろうにも、耐震工事や多大な修繕が必要となればそのまま空き店舗だけが残る最悪のパターンとなる。
おそらく撤退していくヨーカドーが出店した時には、商店街は大反対したことだろう。反対したとて大手企業は「出す」と決めればどんな手を使っても店を出してくる。そして商店街は消え去り、それを消し去ったヨーカドーも今消えようとしている。なんとも皮肉な話である。
👤いきなり閉店を告げられた「首長」は困ってしまう。
・跡地はどうなる?買う店がないぞ!
・解雇されてしまう従業員の再就職先はどうする?
・行政の責任でもある、撤退をやめさせろ!
〜とんだ「とばっちり」である。
ヨーカドーと凌ぎを削って生き残った競合店は、「やっとヨーカドーが撤退か!建物も古いから後継テナントも入らない、これからは良い商売できるぞ!」とほくそ笑んでるに違いない。
甘い、甘い !
そんな街の郊外には、もう既に新しいショッピングモールやコストコが狙いを定めて、開発計画を進めているはずですよ (笑)
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【小林 久ホームページ】
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