見出し画像

【あのスーパーアキダイがロピアの傘下に!】

知ってる人はよく知ってる、日本一テレビに出ている東京のスーパー「アキダイ」。そのシンボルとも言える秋葉弘道社長は、ワイドショーやニュースに自ら登場し、野菜高騰の背景や、そのときどきの話題の背景を自らの口で消費者に語りかける。

個人店、またはそれに近い規模の小さなスーパーが、大手資本と戦い、勝てないまでも生き残るには、このアキダイの様に知名度を上げて「正直さ」や「親近感」を高めることが強い武器となる。強者の対極を行く弱者の「ランチェスター戦略」とも言われる。

しかしほとんどの経営者は、自らカメラの前に立ってメディアの質問に答えることなどしない。その割に新聞や業界誌には裏から手を回して自社のことを取り上げるようにお願いはするがw。

ある意味、私もスーパーの経営者時代は、このアキダイの社長を見習って、(自己満足の)ストアブランディングをしてきたつもりである。しかし最後は実力の差が出て、私の店は失くなることとなる_| ̄|○


☝️流通・小売りの教科書にも、小が大と戦うにはこの消費者との距離を縮める「地上戦」と、メディアなどを駆使したイメージ・知名度アップの「空中戦」の両方が要となる。

そしてそのお手本ともいえるスーパー「アキダイ」は、あくまでも独自路線で行くと思っていた。なぜなら大手資本の傘下に入れば、アキダイの良さが消えてしまうからである。

👤しかし今般、その大手も敵わないアキダイが「ロピア」の傘下に入ることを知り、私は正直驚いた。アキダイの社長に成り代わることはできないが、彼の気持ちを少しは理解できる。

もちろんアキダイも、大手の資本を受け入れ、(やりたい様にやってもいい!と言われたとしても)これまで戦ってきた大手の軍門に下るのは断腸の思いだったはず。できるモノなら自前でやっていきたいのが一国一城の主というものだから。

私のスーパーにも過去、同じ様に大手企業からM&Aの打診があったが、私は「人のふんどしで相撲が取れるか!」と聞く耳を持たなかった。その結果、自社のドル箱店舗の近くに競合スーパーの出店が相次ぎ、私の会社は終焉へと向かっていった。

アキダイの社長はそうなることを避けたかったのだと思う。口に出さないまでも「このまま生き残ることは難しい」「将来的にも従業員が守れる」と判断したのだと思う。まさにダダをこねて自分の力を過信した私とは比べ物にならない一流の経営者と断言できる。

☝️この記事の真のテーマはこうだ、

『あのスーパーアキダイでさえ、もう単独では生き残れない。まさにスーパー業界は川上から川下まで、大手資本の傘下に入らなければ存続できない時代に突入した!』

#あくまで持論です


※最後までお読み頂きありがとうございます!

あなたが失敗した時、迷った時、逆境の時、倒産地獄から生還した私だからこそできる励ましを届けたい。皆さんの力となり、笑顔になれる記事を投稿していきます。私もまだ発展途上です、一緒に成長していきましょう!

【小林 久ホームページ】

https://www.kobayashihisashi.com



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?