見出し画像

【銀座にディスカウントスーパーOKが出店(@_@)】


少し前のポストで【OKお前もか?】と、取引業者に商品の値引きした分を補填させて公取から怒られた、信者とも言えるファンが多いディスカウントスーパーOK(オーケー)。

今度は何やら、日本一高級で外国人観光客も多く訪れるかの銀座に、人気商品「299円弁当」などの激安商品を引っさげ開店したとのニュース。

以前、かの高級商業地『銀座』にユニクロが開店した時も「あの銀座に(安い・庶民の)ユニクロがっ?」と話題になったものだ。今ではダイソーやワークマンも店舗を構えている。

記事では顧客はオーケーの開店に喜び、新規客にも期待すると書いてある。


ここで千鳥のノブさんの様に「ちょっと待て‼️」と突っ込み覚悟で横やりを入れさせてもらおう。

私のスーパーもかつて、山梨県甲府市にある『銀座商店街』の空き店舗に出店を誘致され、格安弁当(298円)や御用聞き・商店街との共同販促をしながら、6年ほど店舗を運営していた。

👤(同じ銀座でも大きな差があるなぁ…w )
しかし『銀座』という言葉の響きは、人がごった返す賑やかな商業地で、その上店側もお客さんを選ぶ、老舗の一流店が多いイメージはなんとなくある。

日本中にある「◯◯銀座」に店を出すことは、商人にとってステイタスとも言える。


さて私の頭にいろんなことが浮かんでくる。店を出す時考えることは沢山あるが、今回はどうなのだろう…?

①この出店、そもそもオーケーが望んだものなのか?それとも良くあるデベロッパーや銀行からの斡旋で『まず最初にオーケーさんにご提案します。成城石井さんも興味をお持ちです」なんて営業を掛けたのか?オーケー自体がやりたかったならまだいいけど(^^;

②安い商品が買えるのは銀座の人でなくても大歓迎だ!でも銀座に来た観光客やそこで働く人が買うものって何だ?

間に合わせのお弁当やオフィス用の食品は分かる。しかしスーパーの利益源は魚や肉・野菜等の「生鮮食品」である。近隣に住んで歩いて(または車で)来店し、カゴいっぱいの商品を袋に入れて持ち帰る客層がどれくらい居るものか?

③同じ商品なら、女王陛下だって安い方を選ぶ、これは私の持論であるw。金に糸目をつけない(とにかく銀座で買いたい)人は既に銀座のデパートの地下で食品を買っているはず。この客層はオーケーには行かない。そしてオーケーのレジ袋を抱えて地下鉄に乗る客を想像できない、ゴメン🙏🏻

④店舗の賃料はべらぼうに高いはずである。共益費や警備やメンテナンスの管理費も「銀座仕様」。最終営業利益1%とも言われるスーパーにそれが賄えるものかどうか。

⑤いわゆるフラッグシップ(旗艦)店舗として、企業イメージの宣伝を兼ねて銀座に店を持つこともあるだろう。しかしそのほとんどはアパレルや貴金属を始めとする「腐らないもの」である。


私が「甲府の銀座」に出した店は、思ったほどお客さんが来ずに、赤字を垂れ流しながら6年後に別のスーパーがそばに出来て、あえなく撤退した。PRやイメージ、ましてやデベロッパーとのお付き合いのために出店するほど、スーパーは余裕のある業界ではない。

☝️店を潰したお前に言われたくない!→ごもっともな話である。ただちょっと心配になっただけさ。

まあスーパーの経営に失敗した私が言うのだから、おそらく私の予想を裏切ってスーパーは大繁盛!次は渋谷や池袋の駅前に出店をしていくことでしょう(^_−)−☆


※最後までお読み頂きありがとうございます!

あなたが失敗した時、迷った時、逆境の時、倒産地獄から生還した私だからこそできる励ましを届けたい。皆さんの力となり、笑顔になれる記事を投稿していきます。私もまだ発展途上です、一緒に成長していきましょう!

【小林 久ホームページ】

https://www.kobayashihisashi.com


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?