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【客層が違うから影響は無い?】

新しい店ができた時、よく専門家が言う言葉
『客層が違うから棲み分け(共存共栄)は可能』

🎤郊外にショッピングモールが出店しても、そこへ行くのは子育て世代が中心で、主な交通手段はクルマ+週末がピークである。方や街の商店街は中高齢層が中心で、徒歩や自転車での買い回り、平日も売り上げが落ちない。

耳障りのいい言葉で説得力もありそうだが、そんな事実はまったくないのだ。郊外にモールが出店すれば、遠くの商店街にも多大な影響が及ぶのである。

大型店は『地域経済への寄与』を声高く上げ、地元商店街との『共存共栄』を約束するが…。

平日地元の商店街に通っている消費者も、人の話を聞いて大きなモールへ行ってみたくなる。世帯を持った息子も「お母ちゃん、今度一緒に行ってみるべ!」と金主元に甘い誘いをかける。そこには今まで見たこともないキラキラした夢の世界が広がっている。

長年お付き合いのある商店街の店主たちに申し訳ないと思いつつ、たまにはモールへ行く習慣がつく。その度孫に会えて、甘いものを食べるのも楽しみになってきた。商店街で顔馴染みの知り合いにも会う機会が増える。

👤「駅からモールまでバスが出てるのよ!」
それなら車のない私だっていつでも行ける。シャトルバスは商店街の外れから頻繁に出ている。

品揃えも豊富で、価格も割安の商品。
「エリザベス女王だって同じ商品なら安い方を選ぶ!」私の持論である (笑)

人口が減っていけば、食べる量も着る服も減っていく。限られたパイを取り合っているのに「棲み分けは可能」とはどんな領分か?


✅ショッピングモールができても、商店街の良い店は生き残り、ダメな店は淘汰されていくから棲み分けは可能!というならまだ分かる。しかし巨大モールは、商店街全体の何倍もの売上げを削っていくのだから、沢山の商店街が消えてなくなることになる。これを「棲み分け」というなら正解ではあるが。

「棲み分けは無理!」と思ってモールのテナントに入った(裏切り者と呼ばれる)地元の商店も、早晩そこで棲み分けられてしまう💦

🤞🏻「広く浅く」影響が出ることが一番怖い。
モールの売上げを今までの消費支出総額から引けば分かる。「ウチは離れているから10%程度の影響だ」→5年後には売上げ半減で倒産である。

👤私は「買い物難民」と呼ばれる高齢者層向けに『移動販売車』を走らせていたが、その「難民」は買い物の足がないだけで、誰も「餓◯」している訳ではない。

お客さんが「買い分け」ている中で、選択肢が増えれば既存店は、すべからく大打撃を受けることになる。スーパーの周りにコンビニが3つも出来れば、すぐに損益分岐点付近を彷徨うことになる。

専門家の
・「大型店と商店街の棲み分けは可能」
・「ナンバーワンよりオンリーワンの特色づくり」

✅私には到底理解できない。

『ゾンビ企業』が悪ならば、それをソフトランディングさせる支援こそ必要だと思う。人の生き死にに関わる問題なら「起業支援」と並んで無駄な支出ではないと思うが。

このままでは商店街に生まれた時点で「負け組」確定になってしまう。
嫁さんも来ない商店街の跡取り連中…。

今日はこんな相談を受けました。
暴論お許しくださいm(_ _)m


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