Twitter(現X)についての雑感
1
Twitterの場合、リプの制限はできても、鍵垢にしない限り投稿の公開範囲は設定できないうえ、インプレッション数が必ずしもフォロワー数に比例するでもない。過去、2度ほど万バズしたことがあるが、嬉しいというよりは困惑している。どんな投稿が伸びるかわからないというのはランダム性が強く、正直に言って怖い。これが専門的な内容になると、不特定多数の閲覧者に届くので、当然ながら基礎知識のない人もそれを見ることになり、文脈が読めないにも関わらず反応するケースもある。SNS特有の匿名性のため、相手が専門家であってもわからない場合があり、自分も一度やらかしたことがある。
2
今回の水子供養に関するツイートは、自身の記憶整理のための試論という形だったので、かなり荒削りである。冒頭で断っている通り、先行研究を体系的に踏まえた投稿ではないから、たぶん誤りがあると思う。ただ、自分が「元学芸員」を名乗っているのが逆に裏目に出たりしていないか。もしかしたら「元学芸員なのに間違ったことを言っている」と憤る人もいるかも知れない。僕自身、ちょっと危うい気がしたので、冒頭に「先行研究を踏まえたうえでの発信ではない」旨の注意書きを入れたのだが、どうもその部分が目に入っていない人もいる気がする。
専門的なツイートは基本的に思考の整理のために行っているが、閲覧者が自力で発信を探しに行くブログやnoteと違って、自動的に発信が拡散されるTwitterは多くの人の目に届く反面、読む人を選べないので、他のSNSより炎上を起こしやすい気がする。自分は炎上したことはないが、専門的な内容の長文ツイートはTwitter向きではないなと改めて思った。結局、「呟き」が当初のネーミングの由来である通り、日常の何気ないできごとや所感を呟いて共感を得るのがこのSNSの特徴である。
3
ただ、あえて書くが、そうした特徴のせいか、理性ではなく感覚で物事を捉える利用者が多い気がする。他のSNSより攻撃的な人が多い気がするが、それも今書いたような性質の利用者が多いからだろうか。
このSNSはちょっとしたことがバズりやすいので、誤情報の拡散も早い。
鍵をかける以外に閲覧範囲を制限する機能がほしい。Twitterにおいてはバズりと炎上は紙一重であり、どちらに転んでもあまりいい影響はないように思われる。
問題のツイートはこちら↓。
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