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MBAのInterview対策

最近、Interview対策について何人かの方に個別に質問を受けたので、私の体験談+αをご紹介していきます。私のプロフィール的なものは以下の別記事にありまして、改めて見直してもInterviewの勝率というか合格率別に高くないのですが涙、ちょっとでも参考になれば幸いです。


Interview対策の全体像

本記事では、狭義な対策である「面接でいかに上手く喋るか」だけでなく、もう少し広義な「Interviewに向けた準備」について触れていきます。具体的には、ベーシックな設問への準備、過去問入手、学校ごとの対策、本番の日程調整、面接官ごとの対策に分けて説明していきます。もちろん、独力ですべてこなす猛者もいると思いますが、私のように経験値も自信も無い方は、カウンセラー軸に、オンライン英会話等を組み合わせる等、複数サービスを併用することをお勧めいたします。

ベーシックな設問への準備

まずはとてもベーシックな「Why MBA?」「Strengths/Weaknesses」みたいなすごくベーシックなところをちゃんと固めましょう。エッセイ作成の過程である程度洗い出しできているとは思いますが、エッセイよりも幅広なのと、端的に説明する言い回しの習得が必要です。ちなみに私が大変お世話になったJohn Couke氏とは、こちらのリストで内容を固めていきました。この中身の作り込み(骨子の部分)は、カウンセラーと一緒に作ることをお勧めします。エッセイとの整合性や、いかにアピールポイントを輝かせるか、あるいはエッセイやレジュメの弱みをどう補完するか等、なかなかに奥深いです。いずれにせよインタビュー直前までは何度も修正が加わり続けると思うので、このフェーズでは箇条書きで何を話すかを書き出すぐらいで良いと思います。


過去問入手

個人的には過去問入手が最も大事だと思います。幸いなことにカウンセラーから志望校の過去問はほぼ全て入手することができ、当日は想定の範囲内の状況でした。カウンセラーの価値はエッセイの添削が最も大きいですが、私のような純ジャパで戦闘力の低い人間にとっては、過去問の有無は結果に大きな影響を与えると思います。結果的に私は自分の志望校に関する情報を全て持っていたカウンセラーだったのですごく助かりましたが、逆に何も情報持っていなかったら合格は絶望的だったかなと思います。今受験の初期段階に戻ったとしたら、カウンセラーに直近のクライアントの合格校・出願校、インタビューの過去問の有無等は聞くようにします。
余談ですが、子供のインターの受験時に何も情報を持っていないカウンセラーを起用してしまい、とても憤って最終的に契約を途中で打ち切り、自力でインタビューに臨んだ経験があります笑。
ちゃんとしたカウンセラーと契約をしてしっかりとお金を落として、過去問をもらえる状態にしておくことは非常に重要だと思います。
p.s. さすがに信義則上、私から過去問はシェアできないのでその点ご容赦ください。

学校ごとの対策

そして入手した過去問をもとに、当日の面接の想定問答を作っていきます。こちらも骨子を作るところは、カウンセラーと行うことをお勧めします。本当に志望度の高いところは、メインカウンセラーだけでなく、セカンドオピニオンを別のカウンセラーに取るということも可能です。私はJohn Coukeをメインで起用し、第一志望であったMIT Sloan Fellowsの面接前には、Jessica Kingとモックインタビューをしました。違った切り口でズバズバと言ってもらえて、単価はめちゃくちゃ高かったですが、本当に実施してよかったなという感想でした。(一方、もう一人Stanford MSxの前に起用してみた別の方はイマイチでした、、、)
そして、骨子を作り終えたら、あとはひたすら練習します。私はIELTSのSpeakingセクションの対策としてNishを起用していたため、インタビューでも彼に何度かお願いをしましたが、超人気ということもありなかなか枠の確保が難しく、、、(クオリティは当然高いですし、彼も相当な数の過去問持っていました)。一方、格安オンライン英会話は、やめた方がいいです。ノンネイティブのゆっくりな聞き取りやすい質問に慣れてしまう&意味が通じるか否かのレベル感での添削なので、MBAのインタビューで話すべきフォーマルな英語にならない可能性が高いです。
ということで、手前味噌ですが、このフェーズはRingleをオススメします。超高学歴のネイティブスピーカーと、好きな時にレッスンが受けられ、面接用の教材もありますし、ご自身で過去問を用意してそれを使ったモックインタビューもできます。MBA同様に厳しい面接を潜り抜けて英米圏の大学院を卒業した人や、インターンだけでなく、就業経験がある人も多数在籍しているため、かなり芯を食った練習ができると思います。

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本番の日程調整

可能な限り遅い日程で、自分がベストなパフォーマンスが発揮できる時間帯で、分散させる、というのが持論です。
まず日程については、完全に仕上がっているならさっさと受けてしまうのはありですが、同じラウンドであれば日程による合否の差異はないはずなので、遅い日程にしてしっかりと準備するに越したことはないです。
そして時間帯については、時差があるので可能な限り普段活動している時間帯に入れたいものです。
同じラウンドで複数のインタビューが来た場合は、少なくとも面接と面接の間隔は数日空けたほうがいいです。話す内容は学校ごとに微妙にカスタマイズするはずなので、頭を切り替えるには少し日数が必要です。

面接官ごとの対策

面接の日程が確定したタイミングで、面接官の名前がわかったら、YoutubeやLinkedinは絶対にチェックしましょう。最近はアドミが作っているイベントの録画動画等もオンラインにアップされているので、面接官の顔と声を聞けるチャンスは結構あると思います。そこで、実際に話している動画が見つかれば儲けもので、USアクセント/UKアクセントがわかるだけでも耳を慣れさせられますし、早口なのか、遠回しな言い方をする人なのか、等がわかると、心の準備ができるので非常に安心です。
こちらもアクセントが入手できたら、Ringleがお勧めです。チューターをUK or USのアクセントから指定して、レッスンオーダーに「早口で、遠回しな言い方をしてください」とでも書いておけば、相当鍛えられると思います。

おためし受験のすすめ

個人差はあれど、Interview本番は当然緊張すると思います。そこで、できるのであれば、早い日程・ラウンドで1校おためし受験をすることはお勧めです。これはInterviewに限ったものではなく、受験プロセスを一通り経験するという意味でも非常に効果的です。
私はスコアメイクがうまくいかず、志望校全て2ndラウンドでアプライしましたが、スコアの提出が免除の(&志望度があまり高くない)スクールに1stで1校出願しました。純ドメの私にとってはアプリケーションの提出プロセスすら四苦八苦しましたが、一連の流れを経験し、結果的に合格ももらえたので、大きな安心感を得ることもできました。このあたりの戦略はカウンセラーからの入れ知恵ではありましたが、早めに一校受けておいてよかったなーと思いますので、間に合う方はぜひお試しください。

以上、今後受験される方の少しでもお役になれば幸いです。


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