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他人と上手くいかない人

同じ職場にズラタンというあだ名の女子社員がいる。
これは部署の垣根を超え、何にでも口をはさみ、誰かれ構わずマウントをとる姿が、サッカーセリエAで活躍する悪童ズラタン・イブラヒモビッチに酷似していたからだ。
当初、彼女はイブラヒモビッチの名で親しまれていた。しかし「女性に対してビッチとはいかがなものか?」という先輩の助言から、ズラタンと訂正された。当たり前だが本人は気が付いていない。
ちょっと酷い気もするが、周りも自尊心を傷つけられているのでおあいこだろう。

他人と上手く行かずに衝突してしまう経験は誰にでもあるだろう。しかし、どこに行っても衝突しがちな人は、自分自身にも原因があるのだと思う。

我が身を振り返れば、自分にも他人と衝突しがちな時はあった。そういう時は、だいたい自分の精神状態が荒れている。
他人と上手くいかない時は、たいてい自分との関係も良くない。自分のやるべき役割や目標に、意識をフォーカスしていない。
人と比較して卑屈になった挙句、そのイライラを他人にぶつけたり。仕事で自分が上手くいってないことを他人のせいにしたり、ろくでもない行動をして自滅するのだ。
自分を成長させるにはどうしたら良いか。どうすれば仕事がうまく行くか、そういう事を考えた方が遙かに有益なはずなのに...。

「他人のしたこと、しなかったことを見るなかれ。ただ、自分のしたこと、しなかったことを見よ。」
これは座禅会に参加した時、近所の和尚が言っていた。人間関係の心得らしい。
他人との関係を良くするためには、まず自分自身との関係が良好で無くてはいけない。自分のことで忙しくしてる人は、他人の些細なことなど気にならないのだ。

他人と揉めている時こそ、自分のことを鏡で見るように心掛けたい。

ちなみにズラタン・イブラヒモビッチはメディアでは毒舌を振り撒いているが、普段はリーダーシップ溢れる良いヤツらしい。トレーニングも真面目で周囲のお手本となっている。(そうでなければ、あんな強靭な肉体を維持できない)

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