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映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』をいまさら観た人

2021年公開、話題になった『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』をいまさら観ました。今回はAmazonプライム・ビデオで視聴。
映画は3部構成。今回は第1部の感想になります。
2部は2022年8月現在は上映未定との事。

ガンダムなのに小説版のみが20年以上前に出版。ファンにとって、映像化は待望です。
僕は小説版 閃光のハサウェイも読んだ事があったので、楽しめました。

以降はネタバレがあります

あらすじ

第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年。 U.C.0105--。地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。 そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府運動「マフティー」だ。リーダーの名は「マフティー・ナビーユ・エリン」。その正体は、一年戦争も戦った連邦軍大佐ブライト・ノアの息子「ハサウェイ」であった。 アムロ・レイとシャア・アズナブルの理念と理想、意志を宿した戦士として道を切り拓こうとするハサウェイだが、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いがその運命を大きく変えていく。 
創通・サンライズ劇場版ホームページより

おすすめの人

あらすじを見て理解できた人

あらすじを見て、何言ってるのか理解できたなら観ても大丈夫。

アムロとシャアを知ってる人

主人公のハサウェイは、昭和のガンダムで何度か登場している。そしてアムロとシャアに影響を受けたブライト艦長の息子である。
この経緯がわからないと、映画の印象はぜんぜん違う。

おすすめしない人

平成以降のガンダムしか知らない人

アムロとシャアが登場しなくなったガンダムから入った人は、前提がわからないと思う。
「機動戦士ガンダム」~「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」までのどれかを鑑賞してからがおすすめである。

モビルスーツの戦いが好きな人

小説が原作であるため、人間ドラマを主に描いている。特に第1部は戦闘シーンが少ない。こうなるとガンダムの登場は限られる。

ガンダムを知らない人

映画はたくさんある。他の作品を観よう。

面白かった理由

絵が綺麗

全編を通して絵が綺麗。ガンダムのデザインも素晴らしい。数少ない戦闘シーンも迫力があった。映画として、見ごたえ十分だった。

ヒロインのキャラクター

ヒロインのギギ・アンダルシアが個人的に良かった。
原作のギギの年齢はハイティーンという設定で、劇場版より子供っぽさが目立った。子供か大人かわからない事でミステリアス感を出そうとしていたのかもしれないが、ギギが情緒不安定な子にしか見えずに残念だった。

劇場版は19歳と固定され、大人びた描かれ方をしていた。なるべく大人っぽく描くことを心がけた、と監督もインタビューで言っている。
これにより、ギギが落ち着いた大人の女性として描かれた。

製作者の原作への愛

10代の頃に小説を読み、ずっと映像化を期待していた作品である。原作の世界観を崩さないところから、監督の原作へのリスペクトが感じられた。
素晴らしい映像化だったと思う。
しかし、原作への愛が強すぎるあまり万人受けしないのが残念である。
良いとこ取りはできないってことですね。

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