世界観に引き込まれたあの日から、僕は1人じゃなかった
大学生の頃、クリープハイプに僕は出会った。
大学内にあるコンビニで音楽をシャッフルで聴いているなか「憂、燦々」が流れた。
ハイトーンボイスが僕の耳に突き刺さる。
初めて聴いた時に、衝撃を受けた。
正直、最初は「なんだ、この聞き慣れない歌声は、苦手だな」と思ったくらいだ。
しかし、そこから聞くたびにクセになり、気がついたらハマっていた。
クリープハイプの曲はクセだが、ピリッとしたスパイスのように僕の感性にアクセントを加えてくれたのだ。
僕の人生には、クリープハイプの曲が欠かせなくなったのだ。
夜道を歩きながら、爆音で音楽を聞いて歩いた。
落ち込んでいるときには、僕のテンションをあげてくれたのだ。
恥ずかしげもなく、自分の想いを言葉にしている世界観さんが好きだった。
自分の弱さを知って、変わっている部分を認めて、世間に思うことを綴り、自己の表現をする。
見下すようにマイクをみる顔に、特別な人種である、なんとも言えないカリスマ性に惹かれ。
普通でいることが、恥ずかしいと思うくらい。
個性をだすことに、躊躇する必要なんてないんだと、背中を押してもらったような。
自分のアイデンティティを、自らが1番に理解して、認めてあげることが、どれだけ大変で、どれだけ重要なことなのか。
曲や歌詞から、力をもらったのだ。
僕の感性のページは、確実に尾崎世界観によって追加されたのだ。
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