やますぎ|キャリコン情報発信

国家資格キャリアコンサルタント。キャリコン育成講座の代表講師として活動しています。no…

やますぎ|キャリコン情報発信

国家資格キャリアコンサルタント。キャリコン育成講座の代表講師として活動しています。noteでは試験に関する最新情報や学習支援コンテンツを発信しています。よろしくどうぞ。

マガジン

  • キャリコン【学科試験】対策

    国家資格キャリアコンサルタントの学科試験対策に関する記事をまとめたマガジンです。

  • キャリコン【実技試験】対策

    国家資格キャリアコンサルタントの実技(ロープレ・論述)試験対策に関する記事をまとめたマガジンです。

最近の記事

  • 固定された記事

キャリコン【実技試験】1発合格への近道

まもなく国家試験を控えるみなさま、受験勉強もいよいよラストスパートです。 実技試験に向けて受験生同士でのロープレなどで経験機会を増やしている時期かと思います。ロープレや論述はとにかく事例をたくさん経験することに尽きます。 人生経験が長い方であれば、人の置かれた状況や気持ちを想像する引き出しをたくさん持っていますが、それでも自分の人生以外を体験することはできません。 多くの事例に触れ合うことで、人の人生を疑似体験させていただき、その状況や気持ちを想像できる幅を広げていくと

    • キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】サビカス

      サビカスのポイント!・キャリア構築理論を提唱 ・クライエントの主観性に焦点を当てた「人生物語」 ・キャリアストーリーインタビュー(5つの質問) ・キャリア・アダプタビリティー サビカスの理論スーパーやアドラーに影響を受けたサビカスは、「質問」によってクライエントの「人生物語」を象徴するエピソードを理解するキャリアストーリーインタビューを提唱しました。 キャリアストーリーインタビューが構成されるより前の1999年、サビカスは次の8つの質問による「キャリアスタイルインタビュー

      • キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】コクラン

        コクランのポイント!・キャリアカウンセリングに「ナラティブアプローチ」を取り入れた。 ・クライエントの人生を「物語」として強化 ・ライフライン、ライフチャプター ・成功体験のリスト化、家族の布置(レイアウト) ・ロールモデル、早期記憶の質問 コクランの理論養成講座に通学している/していた方は講座の中で、ライフラインチャートの作成を体験された方もいるかと思います。ライフラインとは、左端から誕生、右端に向けて現在と時間の流れに沿って曲線を描き、ポジティブだった時期とネガティブだ

        • キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】ウィリアムソン

          ウィリアムソンのポイント・特性因子論(仕事と人のマッチング)を提唱 ・指示的カウンセリング ・学生生活全般を支援するカウンセリング活動を展開 ウィリアムソンの理論ミネソタ大学で心理学の助教授として勤務をしていたウィリアムソンは、心理検査やアセスメントツールを用いた職業適性調査によって就職支援を行っていました。さらに就職支援に留まらず、学生生活全般の心理的・経済的な悩みなどを支援するカウンセリングを展開しています。 ウィリアムソンのカウンセリング理論は、個人が持つ特性と仕事

        • 固定された記事

        キャリコン【実技試験】1発合格への近道

        マガジン

        • キャリコン【学科試験】対策
          26本
        • キャリコン【実技試験】対策
          19本

        記事

          キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】パーソンズ

          パーソンズのポイント・職業指導運動の父 ・パーソンズの「職業選択理論」は特性因子論に発展 ・マッチング(ペグの理論) ・職業選択の3つの要素と7つの支援 パーソンズの理論パーソンズは職業指導運動の父として知られる、キャリアコンサルティング理論では最も最初に学ぶ理論家のひとりです。職業ガイダンスを取り入れ、著著「職業の選択」に理論を残しました。パーソンズの特徴は社会正義の視点から職業カウンセリングを行ったことにあります。 丸いクギは丸い穴にパーソンズは職業について、個人の特

          キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】パーソンズ

          キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】ホール

          ホールのポイント・キャリアをプロセス、経験の連続 ・キャリアは行動と態度から構成、主観的・客観的に捉える。 ・プロティアンキャリア(変幻自在) ・キャリアは本人が評価するものである。 ホールの理論ホールの理論で最も特徴的な考え方は、キャリアはひとつの組織の中で長く形成していくものではなく、組織に依存せずに個人によって変幻自在(プロティアンキャリア)に形成されるものであるとしたことです。 これは現代日本でも起こっている終身雇用の崩壊とキャリア自立のテーマに通ずる原点ともいえ

          キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】ホール

          キャリコン【実技ポイント】コトガラの取り扱いに注意

          まずは面談の冒頭、キャリアコンサルタントからの投げかけの例についてみてみます。 いかがでしょうか。 どちらも悪くはありません。しかし、厳密にいうとなるべく避けたほうがいい表現です。 ①は用件を聞くという表現です。 用件というのはなすべき仕事や伝えるべき事柄の内容。また単に、用事と定義されています。明確な用事があって来談するというよりは、漠然とした悩みを抱えてお越しになっているクライエントですので、もう少し暖かみがほしいというのが、理想的とは言えない理由です。 ②につ

          キャリコン【実技ポイント】コトガラの取り扱いに注意

          キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】バンデューラ

          バンデューラのポイント・社会的学習理論を提唱 ・自己効力感 ・モデリング(注意→保持→運動再生→動機付け) バンデューラの理論バンデューラは行動観察による学習を実証し、理論体系化した社会的学習理論で知られています。 ボボ人形の実験をご存じでしょうか。 大人がボボ人形に対して攻撃を加える映像を見せられた子供はそうでない子供に比較して明確に攻撃性を示すことが知られています。 社会的学習理論これらの実験から、学習とは行動的なものだけではなく社会環境で起こる認知の一環であると

          キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】バンデューラ

          Not Knowingについて考える

          直訳すると「なにも知らない」という意味ですね。 キャリアコンサルタントは心理のプロです。これはカウンセラーにも広く同じことが言えます。 キャリアコンサルタントやカウンセラーは”心の地図”を理解しています。どこにどんなものがあって、どんな土地の形状なのかをおおよそ手に取って理解ができます。 世界地図を想像してみてみます。 キャリアコンサルタントやカウンセラーはクライエントの心を地図を見渡すように想像し、知識や経験的に問題を紐解いていきます。 しかし、クライエントが置か

          論述試験は”ですます調?である調?”

          日本語の口語表現には「ですます調」と「である調」があります。 例えば、次のような相談内容の概要をまとめた文章です。 試験問題の注意点には、どちらが適切であるという明確な指定はありませんが、少なくとも「ですます調」と「である調」が混在すると、文章全体としてのまとまりが弱く感じられます。 論述問題の設問4については自分がキャリアコンサルタントとして、どのようにケースを進めていくのか、自分の考えを記載していきますので、「ですます調」でもさほど違和感はないと思います。ただ、全体と

          論述試験は”ですます調?である調?”

          キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】クランボルツ

          クランボルツのポイント・社会的学習理論の影響を受けた理論 ・「計画的偶発性理論」 ・偶然の出来事をキャリアに生かす5つのスキル クランボルツの理論クランボルツは「計画的偶発性理論」を発表し、偶然のきっかけから成功を振り返り、学習や冒険的行動など5つのスキルが重要であるとしました。以下の記事でご紹介したジェラットとは師弟関係(ジェラットが兄弟子)にあり、テニス仲間としても親交を深めたことで有名です。 ジェラットが提唱した「積極的不確実性」と、クランボルツの「計画的偶発性」。

          キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】クランボルツ

          キャリコン【対策まとめ】学科試験を確実にクリアする方法

          国家資格キャリアコンサルタント学科試験の合格率は、直近では安定してきたものの、50%~80%台とバラつきがみられます。 また特徴的なのが上振れと下振れを繰り返す傾向です。合格率が50%前後に平均化されているとも読み取ることができます。 経験的には、山を張るにも出題範囲が広すぎるので、むずかしいかなと感じました。「やはり、勉強あるのみ」であることは間違いありませんが、いくつか要点は抑えておくとグッと楽になります。 そこで、いくつか学科試験のポイントをまとめますので、効率的

          キャリコン【対策まとめ】学科試験を確実にクリアする方法

          キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】ハンセン

          ハンセンのポイント・統合的ライフプランニング(ILP) ・人生を4つの要素(労働、学習、余暇、愛)から考えた。 ・人生の役割を「キルト」に例えて、全体を構成することを提唱。 ハンセンの理論ハンセンは統合的ライフプランニング(ILP)には次の6つの課題があることを説明しました。 ①変化するグローバルな文脈の中でなすべき仕事を見つける ②人生を意味ある全体の中に織り込む ③家族と仕事をつなぐ ④多元性と包含性に価値を置く ⑤スピリチュアリティ(精神性)を人生の目的として探求す

          キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】ハンセン

          キャリコン【解答】トランジション(転機)に関する理論テスト

          第1問 ブリッジスによると転機は3段階に区分され、その初期には「終わり」があり、喪失感、空虚感を受け止める時期にあるため自分と向き合うことを推奨している。 誤(ニュートラルゾーンに関する説明である。) 第2問 シュロスバーグによると人生のさまざまな転機は連続性があり、4S(状況、自己、周囲のサポート、戦略)のリソースを確認していくと良い。 正 第3問 シュロスバーグは転機を4つに区分し、「予測された転機」「予測されなかった転機」「期待したことが起こった転機」「期待したこと

          キャリコン【解答】トランジション(転機)に関する理論テスト

          キャリコン【頻出問題】トランジション(転機)に関する理論テスト

          各設問の正誤に解答し、誤の場合は正しい内容を記述せよ。 第1問 ブリッジスによると転機は3段階に区分され、その初期には「終わり」があり、喪失感、空虚感を受け止める時期にあるため自分と向き合うことを推奨している。 正/誤(     説明     ) 第2問 シュロスバーグによると人生のさまざまな転機は連続性があり、4S(状況、自己、周囲のサポート、戦略)のリソースを確認していくと良い。 正/誤(     説明     ) 第3問 シュロスバーグは転機を4つに区分し、「予測

          キャリコン【頻出問題】トランジション(転機)に関する理論テスト

          キャリコン【まとめて覚える】トランジション(転機)の理論家まとめ

          トランジション(転機)についての理論は実際のキャリコンサルティング面談でも活用される重要な理論体系です。技術的な応用ができますので、しっかりとその内容を抑えておきましょう。 シュロスバーグ・人生をトランジション(転機)の連続と捉えた。 ・トランジション(転機)は3つに区分される ・4S(状況、自己、周囲の支援、戦略)の点検 ブリッジス・トランジション(転機)を3段階に区分 ・終わり→ニュートラルゾーン→始まり ・ニュートラルゾーン=空白の場所 ニコルソン・転機には4サイ

          キャリコン【まとめて覚える】トランジション(転機)の理論家まとめ