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キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】コクラン

コクランのポイント!

・キャリアカウンセリングに「ナラティブアプローチ」を取り入れた。
・クライエントの人生を「物語」として強化
ライフライン、ライフチャプター
・成功体験のリスト化、家族の布置(レイアウト)
・ロールモデル、早期記憶の質問

コクランの理論

養成講座に通学している/していた方は講座の中で、ライフラインチャートの作成を体験された方もいるかと思います。ライフラインとは、左端から誕生、右端に向けて現在と時間の流れに沿って曲線を描き、ポジティブだった時期とネガティブだった時期を明確にします。また、それぞれの理由をコメントを書き出していくことで、人生を物語として棚卸しする方法です。

コクランは、最も早くキャリアカウンセリングにナラティブアプローチを取り入れた人物です。コクランは人生を「不完全」「ポジショニング」「ポジティング」「完結」の4つのフェーズに分類しました。

そして、適職を見つけるためにライフラインを作成し、

①ライフチャプター(自叙伝の各時期)に章名をつけること
②成功体験をリスト化すること
③家族の布置(レイアウト・特徴や違い)を確認
④ロールモデル(尊敬する人と自分との共通点や違い)
⑤早期記憶などを質問する(質的キャリア・アセスメント)

以上の方法を用いて、クライエントのナラティブストーリー(人生物語)を明確に「強化」することキャリアコンサルティングを行いました。

ナラティブアプローチといえばサビカスが有名ですが、サビカスはスーパーやアドラーから影響を受けていることに対して、コクランはスーパーのキャリア概念は広すぎるとした理論背景があることがポイントです。

それぞれの理論の特徴をしっかりと抑えておきましょう。


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