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キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】バンデューラ

バンデューラのポイント

社会的学習理論を提唱
自己効力感
・モデリング(注意→保持→運動再生→動機付け)

バンデューラの理論

バンデューラは行動観察による学習を実証し、理論体系化した社会的学習理論で知られています。

ボボ人形の実験をご存じでしょうか。

大人がボボ人形に対して攻撃を加える映像を見せられた子供はそうでない子供に比較して明確に攻撃性を示すことが知られています。

社会的学習理論

これらの実験から、学習とは行動的なものだけではなく社会環境で起こる認知の一環であるとしました。学習は行動やその結果を観察する代表強化によって行われ、そのプロセスがモデリングの過程として示されています。

また、学習者は一方的に情報を受けているわけではなく、認知や環境はお互いに影響を及ぼしあっているとする相互決定論を提唱しました。

モデリングの過程

モデリングには、注意→保持→運動再生→動機付けの過程があります。

このプロセスは非常に重要ですのでしっかりと順番を覚えておきましょう。

機会遭遇理論

よく勉強をされている方は、計画的偶発性積極的不確実性と混同してしまいそうだと思われるかもしれません。以下の記事もあわせて確認してみてください。

「偶然は予測されずに起こるが、いったん起こると予定されていたこととおなじように、通常の連鎖の中に組み込まれて、人間の選択行動に影響を与える」と述べています。

これらの社会的学習理論をもとにしてキャリア理論として発展させたのがクランボルツの計画的偶発性です。

自己効力感

キャリアコンサルティング場面でもよく取り扱われるのが自己効力感です。

自己効力感は「自分なら達成できる」という自信や期待です。バンデューラは、目標達成を達成できるかどうかは、自己効力感の高さに左右されることを提唱しました。

試験勉強に取り組む方は、まさに今、自己効力感と不安とが入り混じった気持ちを感じられているかもしれません。バンデューラによれば、自分に自信をもって臨むことで、結果も変わります。

「やればできる!」

応援しています^^


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