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キャリコン【これだけは覚えておきたい学科頻出ポイント解説】クランボルツ

クランボルツのポイント

社会的学習理論の影響を受けた理論
「計画的偶発性理論」
・偶然の出来事をキャリアに生かす5つのスキル

クランボルツの理論

クランボルツは「計画的偶発性理論」を発表し、偶然のきっかけから成功を振り返り、学習や冒険的行動など5つのスキルが重要であるとしました。以下の記事でご紹介したジェラットとは師弟関係(ジェラットが兄弟子)にあり、テニス仲間としても親交を深めたことで有名です。

ジェラットが提唱した「積極的不確実性」と、クランボルツの「計画的偶発性」。この2つは非常に間違いやすく、理論体系としてもお互いに影響を与え合っていますので共通点が多いのが特徴です。まとめて覚えておきましょう。

計画的偶発性理論

計画的偶発性理論に影響を与えたのがバンデューラの「社会的学習理論」です。このあたりも混同しやすいので要注意ですね。計画的偶発性理論でクランボルツは次のように説明しています。

・人は学習をし続けるもので、職業選択行動は学習結果である。
・過去の出来事と未来に起きるかもしれない出来事を解釈する。
・キャリアにおける偶然を積極的に取り込み、より良いキャリアを形成する。
・これには5つのスキルが必要である。

偶然の出来事をキャリアに生かす5つのスキル

※重要ポイント

偶然起こった出来事をキャリアに生かすためには5つのスキルが必要であることをクランボルツは提唱しています。

好奇心・・・新しいことに取り組む
持続性・・・努力をし続ける
柔軟性・・・考えや行動を変える
楽観性・・・きっとできると思う
冒険心・・・リスクテイキング

覚え方「コージくん、柔軟に楽しく冒険!」

基本的な理論の全体像と、周辺に混同しやすい理論があるので理論家とセットで覚えておきましょう。


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