さすが福祉課の職員。視覚障害者の誘導サポートでこの声かけは素晴らしいと思ったお話し。
今日は視覚障害者の誘導サポートの話しです。
久しぶりに、この声かけの誘導サポートは素晴らしく、参考にしよう、してもらいたいと思った話しです。
僕は歩いて移動する時にサポートしてくれる方がいる場合は、基本的にサポートしてくる肩を貸りて(肩のところを手を当てて)、半歩前を歩いてもらいながら移動します。
誘導サポート方法を伝えるとだいたい、ここまでは皆さん同じように案内してもらえす。
で、ここからが、個性や経験値の差が出てきます。
積極的にコミュニケーションをとってくれたり、足元や周りの状況を説明しながら案内してくれる人、緊張している感が伝わったり、さまざまです。
安全に誘導していただければ誘導サポートに正解、間違いはないです。
ただ正解、間違いはないけれど、素晴らしい声かけや参考になる誘導サポートの方法はあります。
それで今日、区役所で職員さん誘導サポートしていただき、素晴らしい誘導サポートと感じたことが2つあったので、そのことをシェアさせてほしいと思います。
1つ目は、誘導する時に前方に人がいたときに
「前に人がいますので、ペース落としますね」
と、ひと声、声かけをして歩くスピートをゆるめて誘導していただきました。
ほとんどの方が、このひと声なく、なんとなくスピードをゆるめます。
もちろん、声かけなくてもなんとなく雰囲気でスピード遅くしたことは伝わます。
でも、そのひと言があることで、この方は『ちゃんと見てくれているんだ』。と感じて、あとは信頼して誘導サポートお願いすることできます。
この『ちゃんと見てくれている』というのは、物理的に見てくれているということと同時に、見えない人の気持ちが見えているということです。
どういった情報がほしいのか、よく分かっているなぁ~と感心しました!
そしてもう1つ。
階段を降りる時の誘導と声かけ。
まず階段降りるところで、ちゃんと止まってくれて、
「階段です。はい、降ります」
で、階段が終わる時に
「はい」
と言って、いったん気持ち少し止まって(僕が階段降りたこと確認して)歩きだしました。
ものすごく細かいところですが、この「はい」が自然と、最初と最後の合図にしてて、こちらも頭を使わずに安心して階段を降りれました。
階段でよくあるパターンが、数を数えながらあがるパターン、
「1、2、3、4、5、はい終わり」
伝えたい気持ちはよく分かります!!
でも、見えてないと、何段の階段なのか分かってないんです。
なので、5段なのか?10段なのか?分からず、適当に階段を登ってるんです。
(もちろん、いつも使っているところであれば把握しているのでその声かけでも大丈夫です)
どちらかというと、減らしてもらえると残り何段か分かるので、嬉しいです。
例えば残り3段ぐらいから、
「3、2、1、はい、終わりです」
みたいな声かけがありがたいです。
でも、今日は「はい」だけの合図だけでも十分、伝わることが分かったので、今度から初めて誘導サポートする方などには「階段、終わる時に、はいの合図もらえると助かります」と伝えれば、いいことが分かり、とてもいい学びになりました!
日々、いろんな方にサポートされて、感謝と同時に、どう伝えればいいのか?いろんな学びがあります。おそらく視覚障がい者の皆さん、こんな感じでそれぞれ自分アップデートしています。
と、今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございます(^^♪
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視覚障害者の悩み解決と夢を叶えるための学び日記。
視覚障害者(弱視)当事者です。 福岡県福岡市を拠点にブラインドランナーとして活動している山下慎治です。 日常の暮らしのなかで気づいたこと、…
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