視覚障がい者は雨の日はつらいよ。視覚障がい者の思い。
なんとなく視覚障がい者の大変さは想像つくと思います。
でも、自分自身が実際に目が悪くなって見えにくくなったり、白杖を持ってみてから、想像以上に苦労することはやっぱり視覚障がい者なってみないことには分からないよね。
と、思うこと多々あります。
今日は、そのなかのひとつ雨の日についてのお話しです。
なんとなく視覚障がい者の方の歩行は大変と想像できると思いますが、雨の日はさらに難易度があがります。
まず、白杖を持ち、傘を持つので両手がふさがる。
風が強いと傘が吹き飛ばされないようにしなくちゃいけないし、けっこう大変。
そして水たまり。
靴に浸水すると最悪。
雨が強いと周尾音が聞き取りづらいし、点字ブロックも滑る。
白杖を持って晴れの日に歩いていると、正面からくる人達、こちらの存在に気づいて自然とよけて歩いてくれるけれど、雨の日だと、白杖を持っていても、なかなかこちらの存在に気づいてもらえず、少しぶつかること多くなる。
いつも以上に注意深く歩くので、かなり疲れたりストレスが溜まる。
もちろん視覚障がい者にかかわらず、雨の日に傘をさしての移動はみんな大変だと思いますが、それでもやっぱり視覚障がい者の雨の日の移動は大変です。
なので、こういう時に車で送ってもらえたりすると本当にありがたく、感謝しかないです。
ここ数年、テクノロジーの進化でだいぶ視覚障がい者の日常生活の利便性はよくなったし、これからももっと改善していくと思います。
ただそれでもテクノロジーの進化だけでは改善できないこともたくさんあります。
幸い、ぼくの周りには素敵すぎる方々が近くにいてくれるおかげで、不便を解決してもらっているので、本当に感謝感謝です。
けっきょく、ぼくは『思いやり』の気持ちがいちばん嬉しいものです。
そして、ぼく自身、今自分できることを精一杯やって、たくさんの方からもらっている『恩』を少しでもはやく返せるようにしていかなきゃと思った今日の振り返りでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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視覚障害者の悩み解決と夢を叶えるための学び日記。
視覚障害者(弱視)当事者です。 福岡県福岡市を拠点にブラインドランナーとして活動している山下慎治です。 日常の暮らしのなかで気づいたこと、…
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