映画 ボヘミアン・ラプソディ
※本記事は2019年2月6日に私の前ブログ「やまじゅんぶーろぐ」に掲載した記事に加筆·修正を加えたものです。
今回は音楽をかじっている友人と会う予定があったので、見た人のほとんどが「もう一度見たい」という映画、ボヘミアン・ラプソディを見てきました。
以外ネタバレを含むので、閲覧注意です。
ネタバレもなにも、時系列が前後するぐらいで、基本的にはQueenの歴史を辿ればわかる内容なんだけどね。
本作は、バンドQueenの物語というよりは、ボーカルのフレディ・マーキュリーの半生を描いた作品でした。
私あんまり洋楽詳しくなくて、マイケル・ジャクソンのファンではあるけどそれ以外の洋楽アーティストってあんまわかんないのね。
Queenについても有名な数曲しか知らないんだけど、ボーカルの名前と、フレディ・マーキュリーがなんで亡くなったかぐらいは知ってるって感じで、特段ファンっていうわけではないのね。
わたし、家ではちょこちょこ映画見てて、作品によってはめっちゃ感情移入するものもあるんだけど、この映画はなんか感情移入しきれなくってさぁ。
なんか、映画を見てるって言うか伝記を見てる感じで、感情移入というよりは歴史を辿って「ほーんこういうことがあったのかぁ」みたいな······。
傍観者はちょっと言い過ぎかもしれないけど、なんかそんな風に感じたんだよね。
で、映画全体の率直な感想を書くと、
けっして面白くない映画館ではないけど、ここまでヒットするほどか?って思っちゃった。
感情移入しきれなかった原因のひとつに、フレディ・マーキュリーの人柄がクズっていうのがあったんだよね、多分。
家族の期待に反発するみたいに音楽をはじめて、
それが上手くいったら女を囲って、
でも実は自分はゲイです、ツアー先で男ひっかけてやりまくってます、
でも彼女は1番の理解者だからずっとそばにいてほしいですとか言っちゃって、
酒とドラッグに溺れてリハーサルにも遅刻、
彼氏にそそのかされて自分を拾ってくれたバンドから離れて、
ソロになってついたバックバンドがへたくそだったからって、Queenに戻りたい、お互いにお互いが必要だろう?とか
調子乗ってんじゃねーぞこのちょびヒゲタンクトップが!!
って思っちゃったんだよねww
今書いたみたいな、クズなことばっかりやってきたヤツが、ちょっと音楽の才能があっていい歌を歌うからって、全部綺麗事のように映画にされてるのがすごいモヤモヤして、中盤からは「なんなのこいつ」と思いながら見てたww
映画の1番最後に、Live Aidっていうかなり大規模なチャリティライブのシーンがあって、まじですごい迫力で、そのシーンこそがこの映画がこれだけヒットした最大の魅力だと思うんだけど、
そのライブに出るまでの経緯で、上に書いたみたいなクズエピソードのシーンがいっぱいあるからモヤモヤが拭えず。
曲はかっこいいし、当時のライブ映像かってぐらい見応えもあるんだけど、「でもフレディクズじゃん」って引っかかってさぁ。
あれだね、まさに「ハロー効果」だったのかもしれないね。
あんなに素晴らしい歌を歌う人なんだから、きっと内面も素晴らしい人なんだろうって勝手に思い込んでたのかも。
正直もっとQueenにハマるかなーって思ってたんだけど、世間で話題になってるほどはハマらなかったなぁ。
でも、役者さんがみんな本人にそっくりなのはすごい興奮した!私的この映画の1番のポイントはそこ!ww
フレディもだけど、ギターのブライアン・メイ役の役者さんがめっちゃ似てて、まじでブライアン・メイだけ当時の映像合成してんのかと思うぐらい似てるから、これから映画見る人は若い頃のブライアン・メイの画像見てから映画を見ることをオススメしますww
2021年6月某日 追記
先日金曜ロードショーでこの映画が放送されてて、ふとこの記事を思い出したのでこっちに移植してみたんだけど、
初めて見た時よりは感情移入もできたけど、やっぱりフレディクズだなーっていう感想は変わんなかったわww
たしか去年だったか、彼氏と一緒にアマプラで見た時もそう思った気がするけど、彼氏は「男の友情」に感動してたみたいでした。
確かに、女同士だと一回グループから離れた人を迎え入れることはそうそうないけど、男同士だと有り得るのかもしれないね。
だとしてもやっぱりフレディはクズで、メンバーが優しいんじゃん!って思ったけどねww
それでは!
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