シェア
借り物の時間の中で
2024年7月9日 21:46
「このあと、いったい何が起こるのか!?」という欄外のアオリの文字に、読んだ当時幼稚園児だった私がどれだけ心臓をドキドキさせたかは遠い記憶の彼方の出来事なのだが、オトナになった今の私は、そもそもこの「寄加持」というのは「本当にあったこと」なのだろうかということから、検証し直してみなければならない必要を感じている。それというのも、前回「石上明神の洗い場の石を踏んだタタリ」云々というセリフが出てきた
2024年5月28日 03:49
「まんが おやさま」を読み直す企画の9回目。作画者のとみ新蔵さんは、この回を描く時、かなりの葛藤を抱えながらも、真摯な気持ちで原稿と向き合われたのだろうなということが、伝わってくる気がした。貧乏に苦しみながらも、必死に突っ張って生きている人間の気持ちというものを、この人は「知っている」人だ、と感じたからである。それにも関わらず、この回における「乞食のおばさん」の描かれ方は差別的であると、私には感じ