お客様はツレじゃない

どうも、センサールマンの山﨑仕事人（意識激低い系男子）です。

昨日の事務所でやっているZomm配信ライブに出演したのですが、出演者の一人の電波状況が非常に悪くかなりグダグダな部分が多い配信となってしまいました。
先に言っておきますがこの先に書く内容にその演者個人を責める意図は1ミリもありません。
そのトラブル自体は誰にでも（もちろん僕にも）起き得るものですし、何よりその演者自身はトラブルの中で頑張ってできるる限りの対応していたと思います。
あくまで今後のため、広く全体への意見と、自戒の意味を込めているという前提でお読みください。

グダグダってどのレベルで？と、見ていない人は思われるでしょうから簡単に説明しておくと、『マジヤバイ』レベルでした(笑)。
内容によってはまだどうにかなったのかもですが、今回は企画の趣旨的に割と致命的で、人によっては「これ何を見せられてるの？」だったかと思います。

それでも何人かのお客様からは、「あれはあれで面白かったですよ」とか、「逆にめちゃくちゃ面白かったです」なんて優しいお言葉をいただいて有り難い限りなんですが、でもそれはあくまでお客様側が言っていい言葉であってこっちが甘えちゃダメです。
お金をいただいて、事務所の公式で、プロの芸人がやっているものがそれでいいわけありません。
飲食店で虫の入ったご飯を出しておいて、お客様が「ええよええよ」って言ってくれたからって、お店側が「じゃあええか」で済ませていいわけがないのと同じです。

我々スパンキー芸人はこれまでにお客様の「ええよええよ」にだいぶ甘えすぎていた気がします。
規模が大きくなく常連さんが多いぬる～い環境に甘えてなあなあの空気にドップリ浸かってたんじゃないでしょうか。
昨日の件はあくまでトラブルではありますが、でももし今回チケットを買ってくれているのが100人のご新規さんばかりだったなら、事前に「配信中にトラブルがあったらどうする？」ということを考えて何かしら対策を準備していたと思います。
それをしていなかたったのは「まぁトラブルがあったらあったでなんとかなるか（それでも常連さん達は笑ってくれるだろう）」という甘えでしかありません。

配信に限らず、これまで舞台ライブの時でも正直「え？これ大丈夫？」みたいな場面は何度かありました。
何も準備せず手ぶらで舞台に上がって、ヘラヘラしながらグズグズ進行でダラダラと企画をやって、でも目の前のお客様は“暖かい”から笑ってくれていて。
そんで、演者は何も反省することなく舞台を降りて、引き続き楽屋でヘラヘラしてギャーギャー騒いで、ライブが終わったら気持ち良く飲んで、帰って寝る。
っていう。
糞かよ(笑)。
これもさっきと同じで、客席いっぱいに新規のお客様ばかりが埋まっている状況ならそんな風にやるわけがありませんよね。

極端に言えば、常連さんを『お客様』ではなく『ツレ』みたいな意識でいたんだと思います（そんなに極端でもないかも）。
だからそんなことになるんですよ。
もう一度言いますが、これら全部は僕自身のことも含めて言っております。

お笑いライブなので、面白くなくてスベっちゃうのは有りだと思うんです（だってそういうものだし！）。
でも準備不足で“ちゃんとしてない”のは絶対に無しでしょう。
また飲食店で例えるなら、料理が不味いのは好みの問題もあるから仕方がないけど、食器が汚いとか食材を買ってないとかは違うよね、ってことです。

心構えとか、性根とか、そんなんの問題ですわ。

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と、これを書いている間に事務所が今回チケットを購入したお客様に返金対応をしてくれたようです。
凄く真っ当な対応だと思うので良かったと思います。
こういうとこちゃんとやってくれるので僕はやっぱりスパンキープロダクションが好です。

この件で既に「返金なんてしなくてもいいのに」と連絡をくださった方もいるのですが（優しすぎる！）、ちゃんとした商品が届けられなかったのだからこれで正解でしょう。
もしどうしても「返金なんていらない！」という方がいらっしゃれば、是非ともそのお金を別のライブやスパンキーの公式グッズ（DVDとかバッヂとか）に回してやってください。
そうしていただければハッピッピ♪（かわいい！）です。

今後も“ちゃんとしていない”時は、芸人に対してでも事務所に対してでもいいので遠慮せず怒ってください。
怒っていいかどうか微妙な案件の時は僕に聞いてくれたらいいです。
そうしていただけることがスパンキーのためでもありますので、どうぞよろしくお願い致します。

☆以下、有料記事は『お客様をツレにしちゃうのは芸人の責任』みたいな内容です。