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お笑いライブを投げ銭でやる理由

どうもどうも、センサールマンの山﨑仕事人でございます。
よろしくお願いします。

あのですね、今回はブリバリにお金の話です。
お金の話が嫌いな方は読まない方が良いと思う一方で、そういう方にこそ読んでほしいという気持ちもあります。

今までは事務所ライブの枠でやってきた『センサールマンの!』を来年からは自主興行(インディーズライブ)として行います。
既に告知を何度かしていますが(今回の内容も以前書いたものと重複する部分もあります)、今日は詳細の詳細、そしてそれに対する気持ちまでを書くのでどうぞ穴が開くほど読んで心に刻んでくださいませ。

2021年1月19日(火)『センサールマンの!!』

2021年1月19日(火)
時間:【観覧】19時スタート(開場は15分前)
時間:【配信】19時スタート
料金:【観覧】入場無料・投げ銭制(要1ドリンク注文)
料金:【配信】閲覧無料・投げ銭制(配信アイテムで)
場所:日本橋UPs
観覧予約はこちら→https://tiget.net/events/115501
配信閲覧はこちら→https://whowatch.tv/profile/t:yamashigo
※後日note内でアーカイブ動画も無料でご覧いただけるようにする予定です

自主興行になるにあたって会場が変わり、そして何より料金システムが大きく変わります。
めちゃくちゃ実験であり挑戦なのですが、完全『投げ銭制』です。
劇場観覧もオンライン配信も丸々無料で見ることができます。
会場で見られた方には封筒をお渡しするのでお気持ち分の金額を入れて帰っていただき、オンライン配信はお気持ち分のアイテムを投げていただければと。
更にアーカイブ動画をnoteに貼って、これまた無料で見てもらえるようにする予定なので、お気持ち分をサポート機能でいただければ嬉しいです。
※ふわっちで配信でアイテムを投げるのはふわっちのアカウント登録していないとできないので投げていただけるつもりの方は予めご準備ください

つまり、劇場観覧も、オンライン配信も、アーカイブ映像も、全て「見るのは無料」なんです。
見るだけ見て面白くなければ0円でも全く構いません。
面白かったけど1円も払わないというのも全然OKです。
お任せします。
このシステムでやる以上は赤字なんて覚悟の上です。

なんでこんなことをするのかと言えば、一番の理由は間口を広げるためです。
1人でも多くの人に見てもらいたいんです。
例えばチケット代を千円とってしまうと最初から「千円払ってでもセンサールマンを見たい人」にしか届きません。
でも入口を0円にしておけば「ちょっと興味がなくもない」くらいの人にも届くかもしれません。
これが大事なんです。
ふわっち内でたまたま「え?お笑いライブやってるの?」という通りすがりの人も来てくれるかもしれません。
これが大事なんです。
見てくれる分母を増やさないことには絶対に絶対に絶っっっっっっっっっ対に未来へ繋がりません。
そういう人達の10人に1人がライブをしっかり見てくれて、20人に1人がフォローしてくれて、50人に1人が次も見に来てくれたらええなと思っています。
赤字だろうがなんだろうが、そっちの方が100倍大事なのですよ。

投げ銭制のメリットとデメリットを考える

さて、今回はある意味ここからが本題です。
この先はいつも有料記事で書いてるような内容なんですが今日はあえて無料部分に書きますね(本音エンジン全開ブンブン丸です!)。

先程から「赤字」を連呼していますが、半分はポーズです。
赤字でもやるんだぞ!!ということでやる気を見せているのに他なりません(笑)。

と言うのも、そもそもお笑いライブなんて赤字が普通なんですね。
人気のライブは別でしょうが、僕らレベルのインディーズライブなんてのは赤字が大前提です。
プラスが出たらラッキー♪くらいの感じでやっています。
なのでこんなにも「赤字」をわざわざアピールするのは「褒めてもらいたい」という下心でしかないのです(全部正直に白状する人)。
とは言え今回に関しては「赤字」ではなく「大赤字」の可能性が大いにあるのでそこへの恐怖はありますが。

ただ、この「赤字が当然」という状況はどうにかしないとと思うわけです。
お笑いライブをやればやるほどお金が無くなるなんて、良いことであるはずがありません。
何を当然のように受け入れているんだと。

で、今回の投げ銭制ですよ。
実はこの方法が上手くいけば現状を打破できるんじゃないかと踏んでおります。
「大赤字を覚悟!」と言いつつ、本音では「黒字を期待!」なんです(もちろん赤字覚悟も本音ですが)。

そう考えている理由をお話しします。
めっちゃくちゃいやらしい話をしますが嫌いにならないでください。
山﨑仕事人のことは嫌いになってもセンサールマンのことは嫌いにならないでください。

まず第一に、チケット代1000円を払ってくれるお客様は投げ銭でも1000円を払ってくれると思うんです。
ここの層は基本的にセンサールマンを好きな人・応援してくれてる人なわけですから、「投げ銭だし安く済ませよ」とはならんでしょう。
なのでここでのロスは無いんじゃないかと。
この時点で「事前にお金を取らない」ことでのデメリットはほぼなさそうです。

次に「事前にチケットを買うほどではないけど無料なら見てみよう」という層の人達ですが、この中には「さすがに無料は申し訳ないかな…」と思ってくれる人がいるはずです。
試食販売と同じやり口ですね(言い方よ)。
仮に200円を支払ってくださる方が5人いれば1000円のチケット一枚分になるので得しかありません。
もちろん0円の人もいるでしょうが、そもそもその人は無料でなければ見てくれなかった人なので、0円が0円になるだけでデメリットはゼロです。
こういったライト層からの少額をせしめられるというメリットがあるわけです(だから言い方よ)。
そもそも見てもらうだけだって十分にメリットがあります。
劇場観覧であれば笑い声があることで盛り上げてもらえるし、オンライン配信であれば閲覧者が増えるのでそれに釣られてご新規さんが見に来てくれたりもするでしょう。
なので見るだけ勢も大歓迎です。
贅沢を言うならば、見る+SNSなどで拡散していただけると最高にハッピーなのでよろしくお願い致します。

そして、ここが一番いやらしい箇所ですが、投げ銭制一番のメリットは「もっと払いますよ」層です。
お笑いライブにをやっていると「チケット代が安すぎません?」というのはしょっちゅう言われます。
お笑いライブに馴染みのない社会人の方であったり、あと他ジャンルのライブ(音楽や演劇)に行く方にはまぁ驚かれます。
応援してくださる方だと「もっと払わさせてくださいよ」なんてことを言われることも少なくありません。
投げ銭制であれば、この方々の“お気持ち”をありがたくいただくことができます。
普段はお気持ち分を差し入れという形でくださったりするわけですが、是非ともその分を投げ銭に込めていただければ幸いです。

事前に有料チケットを販売する場合、高くすればライト層が入ってきにくく、安くすればディープ層からの取りこぼしがあります。
その両方の悩みを解決するのが投げ銭制なのです!!(進研ゼミみたいですね)

とりあえずやってみます

このやり方って、ライブ配信が普及した今だからこそ成立するんじゃないかと思ってるんですがどうなんでしょうね。
急にやっても厳しいかもですが、僕の場合は普段からふわっちで配信をしていて、そこにお客様を誘導し終わってるのが強みになるんじゃないかと。
お客様側からするといつもと同じ媒体なのでまず見るのが手間じゃないし、アイテムの買い方・投げ方も分かってるので、ノンストレスで楽しんでもらえるのもアドバンテージです。

んー。
とりあえずやってみるので良さそうなら皆もマネしてください(笑)。

なお会場観覧なんですが、コロナのこともあり限定10人にします。
ご予約はこちらからどうぞ(https://tiget.net/events/115501)。
観覧無料(1ドリンク代は別途必要ですが)なので、予約はあくまで『入場券』みたいなものだと思ってください。

☆以下、有料記事は『お金の話が嫌いな皆様へ』みたいな内容です。

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