五感で楽しむ現代アート『金沢21世紀美術館』
瀬戸内国際芸術祭をきっかけに、アートの世界に飛び込んだ人間の美術館巡りの記録を、徒然なるままに書いていきます。
美術館に興味のない人も、名前は聞いたことがあるでしょう。今回紹介する『金沢21世紀美術館』は、その名の通り21世紀型美術館のロールモデルとも言える存在です。空間全体を活かしたインスタレーションは、観る人に様々な感情の変化をもたらします。
レアンドロ・エルリッヒ《スイミングプール》
レアンドロ・エルリッヒは、先日都内の『森美術館』でも企画展が催されていました。彼の作品は人間の錯覚を利用したものが多く、見ていて飽きません。その他にも、知覚を利用した作品が数多く展示されています。
ジェームズ・タレル《ブルー・プラネット・スカイ》
本美術館の中で、私が一番好きなのはジェームズ・タレルの《ブルー・プラネット・スカイ》です。天井に切り抜かれた正方形から覗く青空は、なんであんなに綺麗なんでしょうね。
周囲の庭園は無料エリアとなっており、館内に入らなくても楽しむことができます。金沢は冬場は晴れの日が少ないので、シーズンを選んでお出かけするのが良いかと思います。
『金沢21世紀美術館』では、どうか五感でそれぞれの作品と向き合ってみてください。作品の性質上、どうしてもSNSにあげたくなる気持ちは分かりますが、その気持ちをちょっと抑えて、作品と向き合った時に得られる何かがあると思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?