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【システム屋考】プロジェクトの打ち上げをやるべきか?

プロジェクトといえば打ち上げ!

システム屋稼業をやっていると、プロジェクトの立ち上げ、カットオーバーというイベントに何度となく遭遇する。

そしてカットオーバーといえば打ち上げである。
コロナ禍でペンディングとなっている打ち上げ、結構溜まってきている。
あの打ち上げ、いつかやるのだろうか?
誰が音頭をとるのか。そして連絡がつかなくなってしまう人もちらほら出てくるだろう。これはいかん。人任せにしないでどうにかしないとな。

さて、ここで個人的に思い出深い打ち上げを振り返ってみようと思う。

思い出深い打ち上げ

①銀行系プロジェクトで100人以上集結した寿司食べ放題
時期は新卒2年目くらい。
多分合併によるシステム統合が一段落ついたころだったと記憶。
私はインターネットバンキング担当だったが、他のテレホンバンキングやらチャネル共通やらの人たちが集まった、一次請け大手ITベンダー主催の大打ち上げ会だった。会費は無料!
「雛鮨」という寿司食べ放題のお店だったが、メンバも若手中心だったため、ウニだけとか大トロだけとか、単価の高くてプリン体や脂は度外視した頼み方をしていた。
当然会ったことのない人たちもいるのだが、なんかお祭り騒ぎな感じでやたら盛り上がった記憶がある。かなり変わった人にも会えて(仕事カバンに大人のおもちゃを常備するオッサンとか)、社会の広さも感じた。

②箱根で1泊!
これは打ち上げじゃなくて、懇親会の延長のようなものだったかもしれない。
後にも先にもプロジェクトメンバの(ほぼ)全員と一緒に旅行したのはこれ1度だけだ。普通に温泉旅館に泊まって、帰りは御殿場のアウトレットにいっただけなのだが、子供を連れてきている先輩がいたり、PMと仲良くしていたクライアントが夫婦でゲスト参加したりと、とてもアットホームな雰囲気で印象に残っている。
まあ温泉入ってビール飲むだけでも最高だよね!
この時のメンバとは15年以上経った今も親交がある。

③六本木のクラブ貸し切り
あまり詳しくないのでその時はわかっていなかったが、当時のメンバが「クラブで打ち上げだった」と言っていたので多分クラブだったんだろう。
終始陽気なミュージックがかかっている中で、ビュッフェスタイルのパーティだった。
仕事終わりに23区の千葉寄りの現場から六本木に集結。
男性陣は普通にスーツだったが、女性陣はちょっと華やか目のファッションに着替えていた。
社内で注目度も高い案件で、普通はいちプロジェクトの打ち上げなんかには来ない社長も参加して、乾杯の音頭をとっていた。
個人的にも徹夜もありのハードなプロジェクトだったので、非日常的な空間での打ち上げに感慨深いものがあった。

やっぱり節目で打ち上げをやりたい

プロジェクトはチームが一つのゴールに向かって力を合わせて進めるものである。そのゴールは様々で、必ずしもその成果がすぐに目に見えるものではないこともある。そうすると「なんのために自分たちは頑張るのか」を見失ってしまうこともあるかもしれない。

だからこそ、目に見えて記憶に残る「物語のフィナーレ」としての打ち上げに意味があるのではないか。打ち上げさえあれば、心の中の一つの区切りとして達成感を得ることができる。

今私がマネジメントしているチームメンバーにも、これが終わったら離任したメンバも誘って飲みに行こうと言っている。
もちろん飲み会が好きじゃない人や、家庭の事情で夜の宴席には参加できないという人もいるだろう。その場合は豪華ランチだってよい。

まとめ

飲みニケーションの存在意義も問われる昨今ではあるが、ことプロジェクト型の仕事については、節目での打ち上げ開催に一定の存在意義があると思う。
それは、同じ目標に向けて時間と空間を共有して頑張った者たちが集まり、その成果を讃えあうというハッキリとした目的があるからだろう。
対して部署の忘年会のような季節行事は、決まりだからやるといった程度の開催根拠しかないため、忌み嫌う人も多いのではないかと思う。

まあ要は私自身が打ち上げやりたいってことなのである。
コロナ禍で一度も直接会わずにカットオーバーしたあのプロジェクト、お世話になったベンダの人たちのコップにビールを注ぎたい!

以上、今回はここまで。

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