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茂木健一郎「日本の受験は意味ないが、ゲームだと思って通過しよう」(2017年12月3日)

今の日本での受験システム、その中での評価、偏差値には全く意味がない。
ですので、この受験システムをくぐり抜けるということには実際的な意味しかない。
それ以上でもそれ以下でもない。

僕は個人的には日本の大学、教育システム全体が意味のないペーパーテストの競争を若者に強いていることに強く憤りを感じています。
全く意味がないと確信しています。

だけど、どれほど不公正で意味のないものでも大学入試はある。
自分の学びたい大学、行きたい大学がある。
もしそこに行くとすると、意味がないかもしれないけど受験勉強を通過しなければならない。

要するに新たな一種のゲームだと思えばいいんです。
ゲームっていうのは元々、意味がないんです、すべて。
意味があるように語る大人もいるかもしれないけど、彼らは勘違いしてるんだよね。
受験というもの自体に意味はないんですが、それを何とか通過しなければならないという実際的な必要があるならば何とか通過してほしい。
そういう思いを込めて『脳を活かす勉強法』シリーズを作ったんです。

逆に言うと、そのゲームのルールに上手く適応してサーっと抜けてほしいし、抜けたらもう忘れてほしいし、オープンエンドで探索的なアクティブラーニングをしてほしい。

色んなことで受験という壁を思うような形で抜けられなかったとしても、それで君たちの価値が決まる訳じゃない。
そんなことでは決まらない。
そんなことで「決まる」と思ってる馬鹿な大人たちは沢山います。
そもそも偏差値っていうことを言う時点でその人は馬鹿なんだ。
大学の偏差値であたかも人間の価値が決まるというようなことを言ったり、Fラン大学とかくだらないことを言ってる馬鹿な大人たちはいますよ。予備校とかね。
まぁ予備校は偏差値を計算している点においては邪悪な存在でしかないですから。
Fラン大学というようなことを言う大人は馬鹿なんですから。

だからね『脳を活かす勉強法』を使って受験というゲームに勝ってほしいんですけど、負けちゃっても別に大したことじゃないです。
その人の価値を考える上では何の参考にもならない。
なのでマスメディアを含めて日本には馬鹿が多くて「偏差値がどうのこうの」とか「ペーパーテストは公平だ」とか訳わかんないことを言ってる時代遅れの大人たちはいますけど、その時代遅れの大人たちが作った、むしろ放置しているこの受験のシステムは本当に意味がなくて僕は一刻も早く変えるべきだとは思ってます。
そのために折に触れて発言・提案をしています。
まぁこの現行のシステムを今、くぐり抜けていかなければならない君たち受験生に僕は心の底から応援したいと思っています。

覚えておいてほしいのは、こんなことで君たちの人生、君たちの価値が決まる訳ではないということです。

それからこういうことで君たちの人生が決まると勘違いをしてる馬鹿な大人たちは無視して下さい。関係ないんで。
イーロンマスクとかね、ビットコイン、ブロックチェーン、ティールフェローシップ、マッカーサースカラシップ、4t2っていう大学、ミネルバ大学そういうちゃんとした面白いことをやってる動きとか学びの形にも目を向けて下さいね。

とにかく受験、頑張ってください!

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