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『Songs For My Son』制作日誌 vol.60 2021年12月20日 投稿者:和田昌宏

12月ももう後半になり、いつもなら街角や、やる気のある家々のイルミネーションがキラキラ眩しくて、「もうクリスマス、そして新しい年が明けるなあ~、早いな~」なんて少し感傷的な気分になったりする季節なのですが、コロナ禍の為か、編集作業で家に籠っていることが多いせいなのか、ただ歳をとってしまったからなのか、なんだか去年も今年も感傷的でソワソワするような年末の気分がいつもの50パーセントぐらいしか感じれないことに気付いた今日この頃です。

皆さんはいかがですか?

 

相変わらず編集作業は続いているのですが、最近正直少し進みが遅くなっています。PCの前に座っていても、なんだか集中できない時間が多く、編集途中でついつい他の調べものを始めてしまったり、やり忘れていたあれやこれやをやり始めたり、気になっていた映画をチェックしはじめてしまったりして、それであっという間に時間が経って、いつも気が付けば真夜中をとっくに越してしまい、寝不足で次の日の朝を迎えることを繰り返す負のルーティンになってしまています。

もっとうまく時間をやりくりできるようになりたいのですが、どうしたものか思案中です。

 

11,12月は編集作業の傍ら、予備校講師の仕事や子供たちのワークショップの展示設営、撮影の手伝い、アトリエにあったセットの解体作業、そしてほぼ毎週土曜日は餃子屋をオープンさせていました。

吉祥寺の餃子屋は先日が年内最後の営業日でした。最近は前日から少し仕込んで、当日も朝から終電まで仕込みや接客、後片付けとほぼ立ちっぱなしでずっと働いているので、なかなか大変です。たまに手作りの皮をひたすら一枚一枚修行のごとく麺棒で丸く伸ばしながら、「俺はいったい何をやっているのだろうか?」と頭をよぎる時があります。

それでもその場で自分が作った物を直でお客さんに渡し、それを食してもらい、その場でお金を貰う、というとても直接的なコミュニケーションのライブ感はスリリングではあります。

このお店は3月頭ぐらいで閉店の予定です。味はなかなか講評で、たまにお客さんから「その後も続けたりしないのですか?」と聞かれる事も多いのですが、他の仕事がなくなって日銭に困ったらまたどこかでやるかもしれませんが、今のところとりあえずその予定はないです。なので、皆さま閉店前に是非伝説の味を食しにお越しください!

お店のインスタ:https://www.instagram.com/finger_in_the_soup/

 

それと、先ほど少しふれましたが、撮影の為にアトリエに設営し、長いこと放置されていた巨大なセットを先日解体しました。元の構造は2016年に「国立奥多摩映画館」という企画を行ったときのスクリーンの一つとして、ブラックボックスを作ったところから始まり、その後他の作品の撮影や展示などでも使用し続けて、今回の映画でも主人公の口の中のセットとして大幅に作り変えて撮影していたため、かれこれ5年ほど巨大なブラックボックスがアトリエにずっと残っていたことになります。映像制作するうえではブラックボックスがあると何かと撮影や上映の際便利で良かったのですが、最近はアトリエがゴミと荷物と作品とで手狭になってきたため、もう少し共有のスペースを作ろうという事になり、解体という運びになりました。

長い間、暗く閉ざされていたアトリエ奥のスペースがすっきりして、また新しい年に向けて気持ちもすっきり、フレッシュな気持ちで制作していけるのではないかなと感じています。

 

それでは皆さまどうぞ良い新年をお迎えください!

(和田)

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出演者の村田峰紀さんのパフォーマンスイベントが明日まで開催!

Responding: International Performance Art Festival and Meeting

Borderlands

会期 2021年12月21日[火]~23日[木]
料金 1,500円(2日間+オープニング共通券)/ワークショップ参加者+1,000円

詳細:https://r3.responding.jp/

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※追記

この原稿は12月21日に書いたのですが、ログインできないトラブルがあった為アップロードが遅れてしまいました!

山奥プロダクション
http://songsformysonmovie.com/

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