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スペインのエージェントからスカウトされた話。

実は僕は、日本語のアカウントの他にコソコソとスペイン語のSNSアカウントを更新している。

フォロワーも少ないし、いいねもそんなに付かないのだけれど、稀におもしろい出来事に出くわす。


先ほどは、Jana Perez (ヤナ・ペレス)さんという、ディズニー映画の「シンデレラ」にもご出演されているスペインの女優さんにフォローしてもらった。



5万フォロワーもおんのかい!(笑)着物モチーフの服のモデルをやられた事がキッカケで、日本に興味を持たれてフォローしてくれたみたい。国は違えど、同じお芝居に取り組む方と少しでも繋がれるのはおもしろいですね。

こういう事は時々あって、コロナ禍で僕が作ったおうち映画「範疇外」にスペイン語字幕を付けて、インスタにアップしていたところ、アルゼンチンの映画監督から「主催してる映画祭に出さないか?」とお声がけ頂いて、南米中から作品が集まる中、唯一のアジア作品として、ベスト12に選んでもらったり。

そんな風に演技動画や写真の投稿を細々と繰り返していたら、僕がスペインに住んでいる日本人俳優だと勘違いしたスペインの芸能エージェントさんが「うちに所属しないか?」と声をかけてきてくれて、「ごめん!日本に住んでる!」というやり取りがあったり(笑)

見てみると立派な事務所さんで、日系の俳優さんも所属しているところでした。「日本に居ながらでも契約できない?」と食い下がったけど、それは出来なくて「スペインに来た時は連絡をくれ!いつでも仕事があるぞ」と言ってくれて、今でもたまにいいね!してくれる。

もちろん、ただSNSをやっているから、こんな展開があるのではなく、映画を作り、海外に届けて下さっている皆さまがいるからです。感謝感謝です。

昨日は「夢に山岡が出てきた!マジウケる!」と『エッシャー通りの赤いポスト』を観た方が英語の写真付きでツイートしてるのを見かけて、また映画が放つ力強さを思い知る訳です。作品が深く届いた先で、行ったこともない国の誰かの夢に潜り込んだり、興味を抱いてコンタクトを取ってきてくれたりする。連絡を取り合った地域の方のことは、世界地図にフラッグが立つみたいにして、生活の中でも意識してしまう。視界が変わる。
本来SNSは苦手であまり更新できないのだけれど、こうした世界への窓となっていると思うと、またやってみようと思えますね。

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