見出し画像

余ったヤナギの剪定枝で「唐辛子入れ」作りました🌿(作り方付き)

前回の記事では、頂いたヤナギの剪定枝でゴッズアイのかごを編みました。

そのとき、材料として剪定枝を軽く一抱えほど貰ってきたのですが、意外と思ったほど残りませんでした。ヤナギのかごは案外材料がいるのですね。

それでもこれだけ余りました。

残った剪定枝

余りが僅かでも、このまま寝かせておくのはもったいなので、今回はこれで唐辛子を入れる小さめのかごを作ってみます。

材料

・太めのヤナギの枝 1本(2又になったもの)
・細めのヤナギの枝 いくらか
・麻紐

作り方

1. 土台を作る

まず、2又に分かれた枝を用意します。

それをくるっとまるめて、枠に挟んだりねじ込んだりして適当に止めます。これで土台ができました。

2. 乱れ編みでかごの背面を編む

次に、この土台の輪っかの部分に、「乱れ編み」という編み方で枝を張っていきます。この編み方は一見難しく見えますが、ただランダムに土台へ枝を差し込んでいくだけです。コツは、なるべく隣り合う枝と枝が、上下左右互い違いになるように(織物のように)隙間を埋めて編み込んでいくことです。

編み進んだところ

今回は唐辛子を入れるカゴなので、隙間から唐辛子が落ちないなよう、上の画像程度の密度になるまで、枝を入れて埋めていきました。

3.ポケットのフレームを作る

次に、先ほどの土台に、ポケットを取り付けていきます。まずは、そのポケット枠のフレームになる枝を、下の画像のように土台へ通します。通す枝の両端は、土台に乱れ編みで編み込んでおくと目立ちません。

土台にポケット枠の枝を通しているところ
ポケットの枠を取り付けたところ

そうしたら、今取り付けた枠の下側に、袋状になるようさらにフレームを付け足していきます。

袋状になるようフレームをつけたところ
見やすいように中に布を入れました

4.乱れ編みでポケットを完成させる

ここからまた乱れ編みで埋めながらポケットを作っていきます。

乱れ編みのポケット部

枠や土台から飛び出した枝は、カットして綺麗にします。綺麗にしたら、かごがひっかけられるよう、土台の枝の先端部分を曲げて、麻紐でしばり、完成です!

完成

ヤナギの枝は自由に面を張れる

ヤナギの枝は細く、しなやかな特徴があるので、乱れ編みをすれば自由自在に形を作ることができます。今回作ったかごをご覧いただくと分かるように、フレームさえ出来ればそこに適当に引っ掛けながら、隙間を面で埋めることが出来ます。

さらにフレームなしで、初めから乱れ編みをすれば、それを広げて、平面にしたり、丸みを持たせた面にすることもできます。これは、ヤナギの枝が木であるため、乾燥すると硬くなるからできることなので、木質化するような硬い性質ならばツルでもできます。

この性質を利用してピンチハンガーを作ってみました。

これは一昨年の春に、ちょっと野草をつるしておくのに欲しくて作りました。ぶら下がっている洗濯バサミは、壊れてしまった「物干し用ステンレスピンチハンガー」から、洗濯バサミ部分だけを取り除き、それをリサイクルしました( *¯ ꒳¯*) 吊るすところはワイヤーを使っています。

また、「乱れ編み」は結構インテリア向けのおしゃれな仕上がりになるので、おすすめの編み方です。皆さんも是非試してみてください!

最後に

乱れ編みの編み始めは、「トンボ頭」や、「農工大方式」という編み方があるのですが、平面なら適当に始めても結構できます( ˊᵕˋ ;)

ただ、上記のような始め方だと丸いかごが綺麗にできたりします。詳しい編み方はいずれアップしたいと思いますが、意外とややこしくて、実は未だに一人でできてません💦 いつ上げられるやら・・・

もしちゃんとやってみたいという方は、よろしければワークショップにいらしてください。

次回は、来年度のワークショップ情報を上げさせていただきます(*´∇`*)

この記事が参加している募集

#私の作品紹介

96,493件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?