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「定期的に届く」ということ④まとめ

ヤマノ印刷 企画・校正担当Aです。
お得意様や会員さんに向けて定期的にお届けする刊行物に、「ニュースレター」「同窓会報」「DM」などがあります。メールやSNSなどオンラインの発信・通信手段が発達し、調べたいことはすぐにネットで検索できる世の中で、紙の刊行物が郵送で届くことの意義は何なのか。
ヤマノ印刷の考えを全四回に分けて、事例を交えてご紹介します。

第四回は、ここまでの「第一回:ニュースレター」「第二回:同窓会報」「第三回:DM」を総括したまとめになります。

第一回:「定期的に届く」ということ① ニュースレター はコチラ
第二回:「定期的に届く」ということ② 同窓会報 はコチラ
第三回:「定期的に届く」ということ③ DM はコチラ

1.定期刊行物の成功の秘訣

ポイント①定期的に発行する

ここまで「ニュースレター」「同窓会報」「DM」の例を見てきました。
一貫して言えるのは、どれも年に一~数回の決まった時期に届くということです。
SNSの更新とは違い頻繁ではないことが、逆に楽しみに待つことにつながったり、「もうこれが届く時期か」と季節を感じさせることにつながります。

ポイント②宣伝に終始しない

そして届いたときに好意的に受け取られるポイントとしては、「宣伝に終始しない」ということです。背景には「次の発注につなげたい」「来店してほしい」「会費を払ってほしい」という気持ちもあるものの、それがメインの内容ではなく、挨拶状や近況報告、楽しい読み物として受け取って嬉しいものとなっています。

これから定期刊行物を制作する、または既に制作しているけれども期待した反応が得られないといった場合は、この二点が達成されているか考えてみると良いかもしれません。

2.忘れたころに届き、思い出してもらう効果が高い

本題の、紙の刊行物が郵送で定期的に届くことの意義は何なのか。
ここまで見てきて分かるのが、積極的に情報収集(WEBページで検索する、SNSをフォローする、メールマガジンに登録するなど)をしない層に、半強制的に届けられるということだと思います。
何も届かなければ忘れられてしまうところを、定期刊行物が届くことで「思い出してもらう」ことが主な効果になります。
リピーターの獲得に悩んでいる場合は、有効な手段になるかと思います。

送る側の努力としては前述したように、「受け取って嬉しい」と思ってもらえないと開封されない(見てもらえない)というリスクがありますので、欲張って宣伝を前面に押し出すことはせず、読みたくなる記事を作る意識をする必要があります。

このまとめが、読んでくださった皆様の参考になりましたら幸いです。



次回は、弊社営業スタッフの体験談を例に、「発信する=知ってもらう」ということについて掘り下げて考えていきたいと思います。