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日記(11月17日)青虫とシェアして食べる白菜

白菜がおいしい季節になったので、今日は白菜のミルフィーユ鍋を作った。


白菜は実家の畑で両親が育てたもの。無農薬で作っているため、虫喰いがすごい。

虫喰い穴くらいならいいが、時々まだ食事中の青虫に遭遇したりするので油断できない。

戦々恐々としながら白菜を1枚ずつ剥がしていく。

さいわい今日の白菜にはもう誰もいなかったが、外側の葉っぱはなかなかにボロボロだ。

「青虫の食べのこし…」

なんて言葉が浮かんで微妙な気分になる。

そうは言っても、虫がおいしく食べるというのは、安全でおいしい証でもあるのだろう、きっと。


そんなふうに前向きにとらえることにして、穴の空いた葉っぱもよく洗って鍋に入れてぐつぐつ煮た。

やっぱり、というべきか、白菜は甘くて柔らかくって、とてもおいしかった。

同じ葉っぱを分け合った青虫は、今どこで何をしているんだろう。

よくわからない仲間意識のようなものが生まれて、無事に蝶々になれたらいいな、とすこし思った。

煮る前のミルフィーユ鍋。白菜の黄緑がきれい。








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