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物と子ども(2023.11.15)

2歳の次男はいつも探し物ばかりしている。
起きるなり「ポケモンはー?」だの「恐竜はー?」だの言っている。

幼稚園から帰ってきても、お風呂に行く時も、寝る前も、絶えず何かがないみたいで、それはどこかと私たちに聞いてくる。知らねぇっつの。

長男は今よりもっと小さい頃、就寝時に、その頃はまっていたトーマスのプラレールを全部枕元にずらーっと並べていたので、枕元がほとんど機関庫みたいになっていた。暗闇の中、白く浮かんで見えるトーマスたちの顔は冷静になって見ると不気味だった。

長女も同じように眠る際、自分の所有するうさぎやくまや猿のぬいぐるみを自分のまわりに並べていた。眠っている長女をぐるっと囲むようにぬいぐるみの動物たちがいて、まるでブッダの入滅のようだった。

そして今、次男も自分の所有物に取りつかれている。まるでそれが自分の一部であるかのように、近くに見当たらなければ探し、あれば持ち歩き、そして落としてなくして泣くというのを繰り返す。

うちの子たちはどうしてこうも所有欲が強いのか。物に執着するのか。私と妻は物欲というものが全くない。物に対する執着もない。子供たちは真逆で、どうでも良いようなもの(石とか枝とかどんぐり)をさも大事そうに取っておくし、長男の「宝物ボックス」は溜まりに溜まって、その重量が凄まじいものになっている。多分10キロくらいあるのか、寝る前と起きてからそれを移動するのが大変そうだ。

どこの子でもそんなもんなんだろうか?こんなふうに物に対する執着が強いのだろうか?気になる。

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