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休職中の妻(2024.07.02)
休職中の妻。みんながいない昼間は家事をしたり、買い出しに出かけたり、幸子(ポメラニアン♀)の世話をしたり、不要なものを整理したりしているらしい。
昨日火曜日はいつも利用しているスーパーの特売日で、妻は8か所くらいあるレジ全てに長い長い行列を作るお年寄りに混じって、野菜や肉を買い込んだらしい。妻はその時の不快だった体験談を私に話す。
「お年寄りは何かというとすぐにイライラするし、並んでてやたら距離を詰めてくるので、愚痴をえんえん聞かされる羽目になる。みんな安い野菜や肉を我さきにゲットしようと必死だし、そこらじゅうで小競り合いが起きている。スーパーの駐車場に入れない車で外には待ちが出ていて、スーパー全体が殺気立っている」
などなど、嫌な気持ちにさせられるエピソードが続く。
この手の話は今までもさんざん聞かされてきたが、最近はますますエスカレートしてきているように思う。底が知れない不況と、物価高のせいだろう。みんな余裕がないのだ。日々生きる事に必死なのだ。他人を思いやるより、目の前にある1玉95円のレタスをゲットする事が大事なのだ。
しかしそんな死線をくぐり抜けて、我が家に安くて新鮮な野菜や肉を買ってきてくれた妻。夕飯には美味しい肉豆腐とナスを炒めて甘酢を絡めたものが並んだ。どれもとても美味しかったが、ナスの料理は子供が全然食べなかったので、私が弁当に頂いた。とても美味しそうに出来たので今日の昼が楽しみだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1719952810953-iZAoIvVjGc.jpg?width=1200)
しかしそれにしても、昼間妻が何をしているのかまだまだ分からない部分がたくさんある。買い出しやら家事やらやってると言うが、私が帰ってから夕飯は作り始めるし、特に家の中が綺麗になっている感じもない。相変わらず子供部屋は物置のようだし、要らない物がそこらじゅうに溢れている。
今はリハビリ期間みたいなものだと思ってあまり追及しないようにしているが、普通に疑問だ。いっそこの際だからやりたい事をたくさんやれば良いのに。
そんな折、風呂から上がってきた妻が子供たちと一緒にソファに腰かけて
何かの長い台詞を口走っている。
「いつだって鬼殺隊は、お前らに有利な夜の闇の中で戦ってるんだ!生身の人間がだ!傷だって簡単には塞がらない!失った手足が戻ることもない!逃げるな馬鹿野郎!卑怯者!」
おまえ絶対鬼滅見てるだろと思った。
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