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トカゲが出る(2023.11.25)

久々家で一人になる時間があった。

福岡在住の義妹がテニスの試合で子供たちを連れて別府に来ており、妻と子供たちはみんな試合会場へ行ってしまったのだ。ラッキー。

それで、私は、掃除をした。普段あまりできないような掃除だ。カーテンや網戸を洗ったり、どう考えてもいらなそうなおもちゃを捨てるべく、厚めの袋にどんどんまとめたりした。

が、1時間半くらいして、何の連絡もなく、妻と子供、それと義実家ご一行様は我が家へやってきた。総勢8名。とてもうるさかった。あまりに人が多いので、私は距離を置いて避難していた。しかし子供たちに見つかって恰好の標的にされてしまった。掃除は全然まだ途中だった。私は妻に「帰って来るならLINEの一本くらい入れろやタコ助野郎」と言ったが、妻は何も言わなかった。

それから私と妻はハーメルンの笛吹き男よろしく子供たちを引き連れて公園へ行った。ブランコと滑り台だけがある小さな公園へ。

長男と甥っ子のK君(小1)は小さな公園であるのにサッカーをするものだから、ボールが何度か公園の塀を飛び越えて行って困った。

長男はまた、公園に飛来したスズメバチを用意していた虫取り網で捕ろうとしたので、私は慌てて止めた。アホか。

次男と甥っ子のS君(2歳)は滑り台を逆行して落ちそうになるし、フラフラと道路に出そうになるし、そんな感じで妻と私は全然気が休まらなかった。

しかし、公園から家へ戻ると、間もなく御一行様は早めにそれぞれの家へ帰って行った。私は当然一緒に晩飯を食べるものとばかり思っていたが、言っても今日は日曜日。明日は皆学校や仕事なので、早めに解散となったのだった。

そして疲れ切った子供たちは早めにご就寝あそばされたので、私は大手を振って温泉へ行くことができた。

私はリフレッシュして帰宅。寝巻に着替えようとズボンに足を通すと違和感があり、何事かと思ったら、裾からトカゲのフィギュアが出てきた。しかし私は特に驚かなかった。こんな事をするのは長男か、妻だ。ふん、馬鹿め。そんな事では私はびびらないのだよ。と、私は思った。

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