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コロナと大分美味い物大会(2023.01.19)

昨日までのあらすじ

子供3人全員コロナに感染した。
残るは妻と私のみ。

(命の次)²くらいに大切な有給を日々消費して家の中に籠っている。
あれだけイライラしていた妻が、一周して穏やかな顔つきになった。
子供たちは症状はすっかり落ち着いたものの、外で遊べないフラストレーションが言動の至る所に散見される。

例えば長女は通っている幼稚園の園歌をえんえん歌っていたり、次男は眠っていて、寝言を言い、時に妻を「キーック!」と言いつつ蹴る。さっきなどは突然飛び起き、ダッシュして布団の上にダイブした(そして寝た)。長男はやけにフレンドリーで、それは良いことではあるけど、不気味だ。

今日はお隣さんが大分で個人的に一番美味しいと思っている唐揚げの名店「太閤」の唐揚げを買ってきてくれた。

それだけでも最高なのだが、それに加えて妻の実家の両親が牛肉や刺身、苺や大量のお菓子、そして佐賀関名物「クロメ」の醤油漬けを持ってきてくれた。

おかげで今夜の夕食はちょっとしたパーティーみたいだった。遅れてきた正月のようだった。ビールが飲みたくてしょうがなかったが、それを差し引いても最高としか言いようがなかった。

妻の実家がある佐賀関というところはとにかく魚が死ぬほど美味くて、妻の実家で食べる刺身にはどこの刺身も敵わないと個人的には思っている。その、カンパチの刺身がおよそ5人前。それとクロメ。

クロメというのは豊後水道の沿岸など一部の海でしか取れない海藻で、冬の寒い時期だけの季節ものだ。毎年1月の半ばくらいになるとぼちぼち出回ってきて、義父にはそれを仕入れるルートがあるらしく、とびきり美味いクロメを醤油漬けにして頂けるのだが、これがめちゃくちゃご飯にあって美味い(ちなみに冬以外でも冷凍ものを手に入れる事が出来るが、味はだいぶ落ちる)。

というわけで、いずれも最高の「太閤の唐揚げ」「カンパチの刺身」「クロメの醤油漬け」と夕飯のテーブルには大分グルメがそろい踏みで、この憂鬱で退屈な日々の中で暗雲がサァーっと晴れるような思いだった。

ありがとうお隣さん!ありがとう妻の実家!ありがとう大分の美味い物たち!

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